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SaaS・業務ソフトウェア

企業が仕事で使うソフトウェア。CRM、ERP、BI、コミュニケーション基盤、業務の自動化。値付けや競合関係の変化も。

28 件

TISI(旧TIS、3626)、14期連続増配で年80円、カード決済の裏方が営業利益762億円を稼ぐ

TISI(旧TIS、3626)、14期連続増配で年80円、カード決済の裏方が営業利益762億円を稼ぐ

クレジットカード会社の基幹システムで国内シェア約5割を握るTISI(7月にTISから社名変更)が、2026年3月期に営業利益762億円を稼ぎ、14期連続の増配で年80円を配った。2月にはAIへの不安から株価が1日で16%近く下げたが、会社は500億円の自社株買いで応じ、筆頭株主のいちごは買い増しに動いた。カード決済の裏方の仕事の中身と半世紀の歩み、AIとステーブルコインに賭ける次の一手を読み解く。

Avanade(アバナード)、マイクロソフトに移った元CEO Rodrigo Caserta、アクセンチュアから来た新CEO Chris Howarth。トップ交代が示す次の一手

Avanade(アバナード)、マイクロソフトに移った元CEO Rodrigo Caserta、アクセンチュアから来た新CEO Chris Howarth。トップ交代が示す次の一手

マイクロソフト専門のITサービス大手アバナードで、CEOのロドリゴ・カゼルタ氏がマイクロソフト幹部に転じ、アクセンチュアでマイクロソフト事業を率いたクリス・ハワース氏が後任に就いた。アクセンチュアは中堅企業向けの新事業を立ち上げ、マイクロソフト関連はアバナードに任せると明言した。AIでITサービスの単価が下がるなか、20年続く日本法人も含め、三者の組み替えが示す次の一手を読む。

コールセンターなど大規模案件の本命。ボイスボットシェア国内トップ、PKSHA VoiceAgent、Voicebot

コールセンターなど大規模案件の本命。ボイスボットシェア国内トップ、PKSHA VoiceAgent、Voicebot

国内のボイスボット市場でシェア24.7%を握り首位に立つPKSHA VoiceAgentは、毎月30万件を超える電話の入電を自動音声で受けている。三井住友海上火災保険では年間15万件の解約受付を処理し、みずほ銀行では2026年に入って生成AIによる「マルチターンヒアリング」が動き始めた。一方でSierraがOPERA TECHを買収して日本法人を立ち上げ、Salesforceは日本語音声モデルを載せたAgentforce Voiceを投入するなど、大規模案件の本命の座をめぐる争いは2026年に入って一気に激しくなっている。市場規模、技術構造、投資家の評価軸、そして10月のカスハラ対策義務化まで

フェズ(FEZ)、リテールデータプラットフォームUrumo(ウルモ)とは

フェズ(FEZ)、リテールデータプラットフォームUrumo(ウルモ)とは

株式会社フェズは、全国15の流通企業から預かった約1.2億ID分のID-POSデータを束ね、47都道府県をカバーするリテールデータプラットフォーム「Urumo(ウルモ)」を運営するリテールテック企業である。デジタル広告を配信したあとに「その広告を見た人が店頭で本当に買ったか」を突き合わせる購買検証を軸に、日用消費財メーカーを中心に600ブランド超が導入した。2024年10月に創業者・伊丹順平から赤尾雄司へ代表が交代し、2025年8月には卸最大手PALTACと資本業務提携。官報決算公告によれば2025年12月期の当期純損失は1,269万円まで縮小し、ほぼ損益均衡に到達している。一方で競合のカタリ

ビジネスインテリジェンス(BI)ツール Salesforce傘下のTableau、Microsoft Power BI、Google Looker Studio / Looker、Domo、Qlik Sense、MotionBoard、Dr.Sum

ビジネスインテリジェンス(BI)ツール Salesforce傘下のTableau、Microsoft Power BI、Google Looker Studio / Looker、Domo、Qlik Sense、MotionBoard、Dr.Sum

ビジネスインテリジェンス(BI)ツールは、社内に散在する数字を意思決定に変える中核基盤である。2026年のBI業界は「ダッシュボードから、自ら考えて動くAIエージェントへ」という地殻変動の只中にあり、各社の勢力図と経営状況も大きく動いている。本稿はBIの定義と歴史を具体例とともに平易に解説したうえで、Salesforce傘下のTableau、市場首位のMicrosoft Power BI、2026年4月に名称が元に戻ったGoogleのLooker Studio/Looker、経営危機で身売り交渉中のDomo、独自の連想エンジンを持つQlik Sense、そして国産のMotionBoardとDr

無料のNotion代替、AppFlowy。共同創業者兼CEO Anqi Annie Wang (王安琪)

無料のNotion代替、AppFlowy。共同創業者兼CEO Anqi Annie Wang (王安琪)

GitHubで7万を超えるスターを集めるオープンソースのワークスペース「AppFlowy」は、「データを手放さずに、もっと成し遂げる」を掲げるNotionの直接的な対抗馬だ。共同創業者兼CEOのAnqi Annie Wang(王安琪)は、ゴールドマン・サックスのアナリストからキャリアを始め、字節跳動(ByteDance)で飛書(Feishu/Lark)の表計算プロダクトを率いた異色の経歴を持つ。本稿では、AppFlowyというサービスの実像と機能、Wangの生い立ち・学歴・職歴を他のどのサイトよりも深く掘り下げ、Red Hatやギットハブ、ワードプレスの創業者が出資したシード調達をシリコンバレ

人事ERP国内シェアトップ、ワークスアプリケーションズ。成功を収めたCOMPANYと、HUEのつまずき

人事ERP国内シェアトップ、ワークスアプリケーションズ。成功を収めたCOMPANYと、HUEのつまずき

日本の大手企業の給与計算をひそかに支えてきた統合人事システム「COMPANY」は、ITRの調査で人事・給与ERP分野の売上首位を6年連続で守り、従業員3,000人以上の大企業のおよそ3社に1社が使う事実上の標準である。一方、その開発元だったワークスアプリケーションズは、次世代を託した人工知能型ERP「HUE」の開発でつまずき、2019年6月期に約345億円(単体)の巨額赤字を計上して債務超過寸前まで追い込まれた。同社は主力のCOMPANYを含む人事事業を米ベインキャピタルへ売却し、その事業はWorks Human Intelligence(WHI)として独立、2023年にはシンガポール政府系フ

インド発シンガポールに本社機能を置く累計約382億円調達の人事ERP企業Darwinbox

インド発シンガポールに本社機能を置く累計約382億円調達の人事ERP企業Darwinbox

インドのハイデラバードで2015年に生まれ、シンガポールに国際本社機能を置く人事ERP(HCM=人的資本管理)企業Darwinboxが、アジア発のエンタープライズSaaSとして異例の位置に達している。2026年にはGartnerのタレントアクイジション分野のマジック・クアドラントでリーダーへ昇格し、7月にはグローバル給与計算のNeeyamoと組んで160か国超をカバーする体制を発表した。公表ベースの累計調達額は約2億9,600万ドル(約480億円)に達するが、その内実は新規資本の注入というより初期投資家の流動化イベントに近い。本稿では製品の中身から東南アジア展開、Gartnerが名指しした弱点

商談管理、見積・契約、ワークフロー自動化、レポート分析まで。SalesforceライクOSSのCRM、SuiteCRMとは

商談管理、見積・契約、ワークフロー自動化、レポート分析まで。SalesforceライクOSSのCRM、SuiteCRMとは

SuiteCRMは、SugarCRMがオープンソース版の開発を打ち切った2013年に英スコットランドのSalesAgilityがフォークして生まれた、AGPLライセンスのCRMである。商談管理から見積・請求・契約、ワークフロー自動化、レポート分析までを1ユーザーあたりのライセンス料ゼロで提供する点が最大の特徴で、最新版は2026年5月13日リリースの8.10.1。だが2025年2月、開発元SalesAgility Limitedは債権者主導の任意清算に入り、プロジェクトは新会社SuiteCRM Ltdへ移管されるという事業体の断絶を経験している。AIエージェントがシート課金モデルを揺さぶった2

ものづくりを効率化するミスミ、AI部品調達プラットフォームmeviy(メビー)とは

ものづくりを効率化するミスミ、AI部品調達プラットフォームmeviy(メビー)とは

ミスミグループ本社が展開するmeviy(メビー)は、機械部品の3D CADデータをブラウザにアップロードするだけでAIが1分で価格と出荷日を返し、最短1日で部品を出荷するプラットフォームである。2026年3月期の売上高は177億円、累計利用者は24万人に達し、Fictivやエコノミーシリーズなどを含む「デジタルモデルシフト」全体では642億円(前年比81.6%増)まで拡大した。2026年7月31日にはミスミが2027年3月期の営業利益見通しを670億円へ上方修正し、株価は一時的に52週高値圏へと押し上げられている。一方で北米ではmeviyの単独サービスを2026年4月に停止しFictivへ一本

コンサルツール大全 PEST分析、5 Force、4P、3C、VRIO、成長マトリクス、戦略キャンパス、PPM、バリューチェーン、7S、MECE、ECRS、BMC

コンサルツール大全 PEST分析、5 Force、4P、3C、VRIO、成長マトリクス、戦略キャンパス、PPM、バリューチェーン、7S、MECE、ECRS、BMC

PEST、5フォース、3C、VRIO、ブルー・オーシャン戦略、ビジネスモデルキャンバスといった経営戦略の「定番フレームワーク」を、それぞれの生い立ちと具体例からじっくり解説し、そのうえで「生成AIがSWOTを数秒で埋める2026年に、これらの型はまだ価値を持つのか」という問いへ接続する。フレームワークを載せる器であるMiro・Canva・NotionのSaaS資金地図、これらの型を生んだマッキンゼー・BCG・ベイン自身のAIによる変貌、そしてFoundation CapitalやSequoiaが唱える「サービス・アズ・ソフトウェア(Services-as-Software)」という総額745兆

IBM、11兆円消失の歴史的な大暴落。あまりの業績不振に8日前倒しで異例の暫定決算を発表

IBM、11兆円消失の歴史的な大暴落。あまりの業績不振に8日前倒しで異例の暫定決算を発表

米IBMは2026年7月14日、本決算予定日の7月22日を8日前倒しして4〜6月期の暫定決算を発表し、売上高が市場予想を大きく下回ったことで株価は1日で25.21%下落した。1987年のブラックマンデーを上回る同社史上最大級の下落率で、時価総額は約670億〜690億ドル(約10.9兆〜11.2兆円)が消失した。原因は、AIインフラ向けのサーバーやメモリの争奪戦が激化し、顧客がIBMの主力であるソフトウェアやメインフレームへの支出を後回しにしたことにある。ソフトウェア・コンサル株全体に「壊滅的打撃」が波及し、東京市場でもNECや富士通に連想売りが広がった。決算の中身から不振の構造、シリコンバレー

CDN(Contents Delivery Network)、Cloudflare、Amazon CloudFront、Akamai、Fastly、J-Stream CDNext

CDN(Contents Delivery Network)、Cloudflare、Amazon CloudFront、Akamai、Fastly、J-Stream CDNext

CDN(Contents Delivery Network=コンテンツ配信網)は、世界中に分散したサーバーで「利用者に一番近い場所」からデータを届け、待ち時間と原本サーバーの負荷を消すインフラである。1998年にアカマイが発明したこの仕組みは、いまや単なる配信網ではなく、セキュリティとエッジ計算を束ねた「エッジ・プラットフォーム」へと姿を変えた。本稿では、Cloudflare、Amazon CloudFront、Akamai、Fastly、そして国産のJ-Stream CDNextという5つのサービスを、その仕組みと使い方から強みと課題まで具体的に解説する。そのうえで、AIの推論トラフィックが

画像処理OSS、Real-ESRGAN。AI超解像度技術、アップスケーリング、ノイズ除去

画像処理OSS、Real-ESRGAN。AI超解像度技術、アップスケーリング、ノイズ除去

Real-ESRGAN は、低解像度・劣化した画像や映像を機械学習で「拡大しつつ復元」するオープンソースソフトウェア(OSS)であり、Stable Diffusion 系の画像生成ツールから古写真・アニメの修復まで、AI 超解像度(Super-Resolution)の事実上の標準部品として世界中で使われている。本稿では、そもそも AI 超解像度とは何かという基礎から、Real-ESRGAN の出自(Tencent ARC Lab 発の研究)、技術の中身、具体的な導入方法と機能、アニメ向けモデルの使い分けまでを順を追って解説する。そのうえで、GAN から拡散モデルへと移りつつある超解像の最前線、