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シリコンバレーの最前線を、確かなソースで。

記事

CDN(Contents Delivery Network)、Cloudflare、Amazon CloudFront、Akamai、Fastly、J-Stream CDNext

CDN(Contents Delivery Network)、Cloudflare、Amazon CloudFront、Akamai、Fastly、J-Stream CDNext

CDN(Contents Delivery Network=コンテンツ配信網)は、世界中に分散したサーバーで「利用者に一番近い場所」からデータを届け、待ち時間と原本サーバーの負荷を消すインフラである。1998年にアカマイが発明したこの仕組みは、いまや単なる配信網ではなく、セキュリティとエッジ計算を束ねた「エッジ・プラットフォーム」へと姿を変えた。本稿では、Cloudflare、Amazon CloudFront、Akamai、Fastly、そして国産のJ-Stream CDNextという5つのサービスを、その仕組みと使い方から強みと課題まで具体的に解説する。そのうえで、AIの推論トラフィックが

画像処理OSS、Real-ESRGAN。AI超解像度技術、アップスケーリング、ノイズ除去

画像処理OSS、Real-ESRGAN。AI超解像度技術、アップスケーリング、ノイズ除去

Real-ESRGAN は、低解像度・劣化した画像や映像を機械学習で「拡大しつつ復元」するオープンソースソフトウェア(OSS)であり、Stable Diffusion 系の画像生成ツールから古写真・アニメの修復まで、AI 超解像度(Super-Resolution)の事実上の標準部品として世界中で使われている。本稿では、そもそも AI 超解像度とは何かという基礎から、Real-ESRGAN の出自(Tencent ARC Lab 発の研究)、技術の中身、具体的な導入方法と機能、アニメ向けモデルの使い分けまでを順を追って解説する。そのうえで、GAN から拡散モデルへと移りつつある超解像の最前線、

超大型の世界的な成長局面、半導体スーパーサイクルとは。その仕組みとリスク

超大型の世界的な成長局面、半導体スーパーサイクルとは。その仕組みとリスク

生成AIの計算需要を燃料に、半導体市場は2026年に史上初めて年間1兆ドル(約160兆円)を超える「スーパーサイクル」に入った。IDCは2026年の半導体売上を1兆2,900億ドル(約206兆円)、うちAI向けチップだけで約5,000億ドル(約80兆円)と、業界史上初めてAIが売上の過半を占めると予測する。本稿ではまず、このスーパーサイクルが何を指し、誰が何を作り誰が資金を出しているのかを具体例で概観したうえで、従来の「シリコンサイクル」との決定的な違い、バブル論争、地政学リスク、AIのコモディティー化、そして世界的な経済格差の拡大という五つの論点を、シリコンバレーのベンチャーキャピタル(VC

半導体の回路設計・EDA(電子設計自動化)ツールのBig 3 Synopsys(シノプシス)、Cadence(ケイデンス)、Siemens(シーメンス)

半導体の回路設計・EDA(電子設計自動化)ツールのBig 3 Synopsys(シノプシス)、Cadence(ケイデンス)、Siemens(シーメンス)

一枚に数百億個ものトランジスタを載せる現代の半導体は、EDA(電子設計自動化)と呼ばれるソフト群なしには一片も設計できない。この「見えない土台」を米Synopsys・米Cadence・独Siemens EDAの3社が寡占し、狭義のEDA市場(2025年で約110億ドル=約1.8兆円)だけで7割強、先端チップの必須工程では実質ほぼ100%を握る。2025年5〜7月、米国が対中EDA販売を一時停止させ約6週間で撤回した「キルスイッチの実演」は、この産業が半導体供給網の最上流の栓であることを世界に示した。本稿は、EDAとは何かをかみ砕いたうえで、日本の構造的弱点、Big3各社の最新戦略、対中規制と中

AI・GPU特化のクラウドサービス、ネオクラウド。米国のCoreWeave、Lamda Labs、オランダのNebius Group、Meta、さくらインターネット、GMOインターネットグループ、ソフトバンクGなど

AI・GPU特化のクラウドサービス、ネオクラウド。米国のCoreWeave、Lamda Labs、オランダのNebius Group、Meta、さくらインターネット、GMOインターネットグループ、ソフトバンクGなど

生成AIの計算需要が爆発する中、NVIDIAのGPUをひたすら貸し出すことに特化した「ネオクラウド(neocloud)」という新種のクラウド事業者が急成長している。米CoreWeaveは暗号資産マイニングから転身し、2025年3月のIPOを経て時価総額約450億ドル(約6.9兆円)、受注残高は約994億ドル(約15.4兆円)に達した。米Lambda、旧ロシアYandex系のオランダNebius Group、そして自社用に史上最大級のデータセンターを建てるMeta、国策で挑むさくらインターネットとGMOインターネットグループ、Stargateを主導するソフトバンクグループまで、プレイヤーは世界に

Relic、サムライインキュベートを中心とし、地銀、VC、行政機関など18組織で構成。北陸のスタートアップ支援組織、北陸STARTUP RUNWAY発足

Relic、サムライインキュベートを中心とし、地銀、VC、行政機関など18組織で構成。北陸のスタートアップ支援組織、北陸STARTUP RUNWAY発足

2026年6月29日、事業共創カンパニーのRelicと、全国各地で地域スタートアップ支援網「STARTUP RUNWAY」を展開してきたサムライインキュベートを中核に、北陸3県(富山・石川・福井)の地方銀行・ベンチャーキャピタル(VC)・行政機関など18組織が連携する「北陸スタートアップランウェイ(北陸STARTUP RUNWAY)」が発足した。2020年の中四国を皮切りに広がった同ネットワークにとって北陸は9番目のエリアにあたり、Relicの発表によれば、これで全国を面で覆う支援網が完成したことになる。参画機関は、VC・金融機関のコミュニケーショングループを通じた案件共有と協調出資、「北陸S

制作期間わずか2か月×2人のゲームが数十億円超の異例の大ヒット、めっちゃカメレオンとは

制作期間わずか2か月×2人のゲームが数十億円超の異例の大ヒット、めっちゃカメレオンとは

日本の2人組インディー開発者レモリオン(LEMORION)氏とはがねいろ(HAGANEIRO)氏が、制作期間わずか2か月で作り上げたSteam向けかくれんぼゲーム『めっちゃカメレオン』が、2026年6月10日の発売から25日で販売本数1500万本を突破するという異例の大ヒットを記録している。価格790円(税込)という手頃さながら単純計算でも売上は100億円規模に届き、広告費ゼロ・パブリッシャー不在という体制で、Steam同時接続34万人という怪物級の数字をたたき出した。本稿では、ゲームの中身から「Prop Hunt(かくれんぼ)」というジャンルの系譜、2人・2か月の開発の裏側、そして少人数バイ

川崎重工のロボット戦略。四足歩行型CORLEO(コルレオ)、ソーシャルロボットNyokkey(ニョッキー)、ヤギがモチーフのRHP Bex(ベックス)、FORRO(フォーロ)、災害救助のRHP Kaleido(カレイド)、手術支援ロボットhinotoriと、豊富な産業用ロボット群

川崎重工のロボット戦略。四足歩行型CORLEO(コルレオ)、ソーシャルロボットNyokkey(ニョッキー)、ヤギがモチーフのRHP Bex(ベックス)、FORRO(フォーロ)、災害救助のRHP Kaleido(カレイド)、手術支援ロボットhinotoriと、豊富な産業用ロボット群

1969年に国産第1号の産業用ロボットを生んだ川崎重工が、騎乗型四脚ロボットCORLEOの2035年市販化、ヒューマノイドKaleido 9の2030年実装、手術支援ロボットhinotoriの欧州進出へと布石を打っている。累計30万台の産業用ロボットで培った基盤に水素技術とNVIDIAらとのフィジカルAI連携を重ね、医療・介護から災害対応までを射程に入れる。公式資料・決算・内外の報道を統合し、その戦略の現在地と今後のマイルストーンをロボットエンジニアの視点で読み解く。

Google、映画制作のA24に7,500万ドル(121億円)の出資。研究提携、映画制作AIツールを共同開発へ

Google、映画制作のA24に7,500万ドル(121億円)の出資。研究提携、映画制作AIツールを共同開発へ

GoogleはAI研究部門Google DeepMindを通じ、米独立系映画スタジオA24へ約7,500万ドル(約121億円)を出資し、映画制作向けAIツールを共同開発する研究提携を結んだと2026年6月22日に発表した。この提携の最大の特徴は、Googleが対価としてA24の作品ライブラリやデータへのアクセスを一切得ない点にある。コンテンツや知的財産(IP)の取引ではなく、現場の制作プロセスそのものに研究者が入り込む「非独占・複数年」の共同研究という設計だ。本稿では、まずA24というスタジオの正体を具体例とともに解説したうえで、提携の中身、シリコンバレーのベンチャーキャピタル(VC)と各紙の

量子スタートアップQunaSys(キュナシス) CEO 楊天任(ヤン テンニン)。Qamuy(カムイ)、QURI(キューリ)

量子スタートアップQunaSys(キュナシス) CEO 楊天任(ヤン テンニン)。Qamuy(カムイ)、QURI(キューリ)

QunaSys(キュナシス)は、量子コンピュータの「ソフトウェアとアルゴリズム」に特化した東京大学発のスタートアップである。ハードウェアを自社では作らず、クラウド型量子化学計算サービス「Qamuy(カムイ)」、誤り耐性量子コンピュータ(FTQC)時代を見据えた開発基盤「QURI SDK(キューリ)」、そして2023年に大阪大学と考案した独自アルゴリズム「QSCI」を武器に、トヨタ・JSR・中外製薬・ENEOSといった国内大手や、IBM・理研・鴻海(フォックスコン)と組んで「量子で解く化学」の実用化を進めている。本稿は、各サービスの中身と競合との違い、4社との協業、そしてケニアでの偶然から会社を

World Model(世界モデル)のOdyssey、シリーズBで310億円調達

World Model(世界モデル)のOdyssey、シリーズBで310億円調達

自動運転業界の出身者が2023年に創業した米AIラボのOdyssey(オデッセイ)が、2026年6月17日、シリーズBで3億1,000万ドル(約480億円)を調達し、企業価値(ポストマネー)14.5億ドル(約2,250億円)のユニコーンになったと発表した。ラウンドはNatural Capitalがリードし、Amazon、AMD Ventures、GV(旧Google Ventures)、EQT、そしてCIA系のIn-Q-Telが参加。累計調達額は約3億3,700万ドル(約520億円)に達した。「世界モデル(World Model)」は、文章を予測する大規模言語モデル(LLM)の次に来るとされ、

ComfyUIをClaude Codeから操れるComfy MCP徹底解説

ComfyUIをClaude Codeから操れるComfy MCP徹底解説

画像・動画・3D・オーディオ生成の標準基盤となったComfyUIが、2026年6月29日にAIエージェント向けの公式接続層「Comfy MCP」を公開ベータで投入した。Claude CodeやClaude Desktopに自然言語で指示するだけで、ノードグラフを一切触らずクラウドGPU上でワークフローを構築・実行・共有できる。本稿はComfyUIの基礎から、Comfy Cloud MCP・Comfy Partner MCP・Comfy CLI・Comfy Skillsの四本柱とローカル派のartokun/comfyui-mcp、実務の勘所と今後の展望までを一次情報で徹底解説する。

シフトレフト(Shift-left)とDevSecOpsを徹底マスター

シフトレフト(Shift-left)とDevSecOpsを徹底マスター

「リリース直前の脆弱性診断で大量の指摘が出て、修正のために本番を1か月延期する」――この光景を過去のものにする思想がシフトレフト(Shift-left)であり、それを開発・運用プロセスに組み込んだ実践がDevSecOpsである。2025年9月のnpm大規模サプライチェーン攻撃、2026年1月に確定したOWASP Top 10:2025での「ソフトウェアサプライチェーンの不備」新設、EUサイバーレジリエンス法(CRA)の段階適用開始により、セキュリティ検査を開発の「左側(=上流)」へ寄せる動きは一気に実務要件へと変わった。本稿では、従来型の脆弱性診断との違いから、SAST・DAST・SCA・IA

半導体製造用、電子ビームマスク描画装置。ニューフレアテクノロジー(東芝傘下・非上場)、日本電子(JEOL・6951)、エリオニクス(非上場)、クレステック(非上場)

半導体製造用、電子ビームマスク描画装置。ニューフレアテクノロジー(東芝傘下・非上場)、日本電子(JEOL・6951)、エリオニクス(非上場)、クレステック(非上場)

EUV時代の半導体を支える「フォトマスク(回路原版)」を電子ビームで彫る描画装置は、世界で数社しか作れない究極のボトルネック技術である。可変成形ビーム(VSB)を含むマスク描画装置全体ではニューフレアテクノロジー(東芝傘下・非上場)が世界シェア9割超とされる一方、EUVマスクの本命である最先端「マルチビーム」描画では、オーストリアのIMSナノファブリケーション(インテル傘下)が9割超を握る。本稿では、日本電子(JEOL・6951)、エリオニクス、クレステックを含む日本勢の強みと課題を、米シリコンバレーの投資家・VCの視点から、技術の基礎から市場構造・地政学・今後の投資テーマまで掘り下げる。