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薄ガラス型ペロブスカイト太陽電池のアイシン(7259)、グリーンイノベーション基金事業(GI基金)に採択

薄ガラス型ペロブスカイト太陽電池のアイシン(7259)、グリーンイノベーション基金事業(GI基金)に採択

NEDOは2026年8月6日、グリーンイノベーション基金事業の追加公募で、アイシン(7259)の「薄ガラス型軽量ペロブスカイト太陽電池の量産技術確立と社会実証」を新規採択した。事業期間は2026〜2030年度の5年、事業規模は約156億円、NEDO支援規模は約98億円で、応募は1件だけだった。厚さ0.3mmの薄ガラス基板は、樹脂フィルム型と建材ガラス型の中間に立つ第三の選択肢である。技術の中身、競合構図、アイシンの歩み、投資家目線の評価軸を整理する。

光学薄膜成膜装置からシリコンフォトニクスへ。第二の創業を掲げるオプトラン(6235)、光学融合企業への転換

光学薄膜成膜装置からシリコンフォトニクスへ。第二の創業を掲げるオプトラン(6235)、光学融合企業への転換

光学薄膜成膜装置で世界トップクラスのオプトラン(6235)が、2026年を「第2次創業」と位置づけ、シリコンフォトニクスへの転換を宣言した。4〜6月期は光通信向けの受注が前年の9倍に膨らみ、受注残高は480億円と過去最高圏に達した。ところが上期の中間損益は、わずかながら赤字に転落している。中期計画はシリコンフォトニクスの売上を2028年12月期に40億円、2030年12月期に160億円と置くが、現時点の売上はゼロである。創業の経緯から強み・課題、競合とサプライチェーン、投資家の視線までを読み解く。

睡眠の科学、スリープテック。Eight Sleep、快眠デバイスHatch、筑波大発S'UIMIN(スイミン)、介護Rehabilitation3.0、スマートリングのOura Health

睡眠の科学、スリープテック。Eight Sleep、快眠デバイスHatch、筑波大発S'UIMIN(スイミン)、介護Rehabilitation3.0、スマートリングのOura Health

睡眠は、人間が毎日必ず8時間前後を費やしながら、これまで自己申告でしか把握できなかった最後の大きな空白地帯だった。2026年、その空白がスマートリング、温調ベッド、脳波シート、介護施設の圧電センサーによって次々と埋まりつつある。Oura Healthは評価額110億ドル(約1兆7,500億円)でIPOを申請し、Eight Sleepは15億ドル(約2,390億円)でTetherから資金を受け入れ、日本では筑波大発S'UIMINが脳波計測を地域医療に持ち込み、大阪のRehabilitation3.0が睡眠データから転倒を予測している。本稿は睡眠科学の基礎から市場構造、主要5社の実像、そしてシリコ

商談管理、見積・契約、ワークフロー自動化、レポート分析まで。SalesforceライクOSSのCRM、SuiteCRMとは

商談管理、見積・契約、ワークフロー自動化、レポート分析まで。SalesforceライクOSSのCRM、SuiteCRMとは

SuiteCRMは、SugarCRMがオープンソース版の開発を打ち切った2013年に英スコットランドのSalesAgilityがフォークして生まれた、AGPLライセンスのCRMである。商談管理から見積・請求・契約、ワークフロー自動化、レポート分析までを1ユーザーあたりのライセンス料ゼロで提供する点が最大の特徴で、最新版は2026年5月13日リリースの8.10.1。だが2025年2月、開発元SalesAgility Limitedは債権者主導の任意清算に入り、プロジェクトは新会社SuiteCRM Ltdへ移管されるという事業体の断絶を経験している。AIエージェントがシート課金モデルを揺さぶった2

フィットネスレースHYROX(ハイロックス)、LVMHのPEファンド L Catterton(Lキャタルトン)が出資に向けて交渉中

フィットネスレースHYROX(ハイロックス)、LVMHのPEファンド L Catterton(Lキャタルトン)が出資に向けて交渉中

英Sky Newsは2026年6月13日、LVMHとアルノー家の持株会社が計4割を出資するPEファンドL Catterton(Lキャタルトン)が、屋内フィットネスレースHYROX(ハイロックス)の株式取得に向けスイスのInfront Sports & Mediaと独占交渉に入ったと報じた。業界推計での企業価値は7億〜10億ユーロ(約1,290億〜1,840億円)。2017年にハンブルクで650人から始まったレースは2025/26シーズンに150万人規模へ膨張した。8月13日時点で正式発表はない。

東大発スタートアップHighlanders(ハイランダーズ)、人型ロボットの量産に向け三菱自動車と基本合意書(MOU)を締結

東大発スタートアップHighlanders(ハイランダーズ)、人型ロボットの量産に向け三菱自動車と基本合意書(MOU)を締結

三菱自動車工業と東京大学発スタートアップのHighlanders(ハイランダーズ)は2026年7月9日、ヒューマノイドロボットの共同開発と量産化に向けた基本合意書(MOU)を締結した。京都製作所京都工場の遊休建屋を使い2027年の早い時期に生産を始め、月産1000台規模の能力構築を目指す。自動車メーカーとヒューマノイド開発企業が量産を視野に組む協業は初の形態で、発表翌日の三菱自株は一時16.9%高となった。設立3年、資本金100万円の企業による挑戦である。

日本郵船(NYK)、横浜港での世界初の洋上浮体型データセンター(FDC)の実証実験。NTTファシリティーズ、ユーラスエナジーホールディングス、三菱UFJ銀行、横浜市の5社

日本郵船(NYK)、横浜港での世界初の洋上浮体型データセンター(FDC)の実証実験。NTTファシリティーズ、ユーラスエナジーホールディングス、三菱UFJ銀行、横浜市の5社

日本郵船、NTTファシリティーズ、ユーラスエナジーホールディングス、三菱UFJ銀行、横浜市の5者は2026年3月25日、横浜港大さん橋ふ頭の防災用ミニフロート上で、再生可能エネルギー100%で稼働する洋上浮体型データセンター(FDC)の実証実験を開始した。縦25m×横80mの浮体に太陽光44kW、蓄電池80kW/358kWhと4ラック分のGPUサーバを載せ、商用電力系統に一切つながないオフグリッド運転を2026年度末まで続ける。IT負荷は最大20kW程度と小さいが、狙いは規模ではなく「海の上でデータセンターが成立するか」という一点にある。同じ時期、韓国のサムスン重工業やHD現代、シンガポールの

国内・海外のドローンメーカー比較。農業・軍事・ホビー。市場規模とシェア

国内・海外のドローンメーカー比較。農業・軍事・ホビー。市場規模とシェア

世界のドローン市場は2026年に約960億〜1,010億ドル(約16兆円)へと拡大する一方で、中国のDJIが数量ベースで約7割を握る一極構造が続いている。本稿は農業・軍事・ホビー・水中という4つの領域を国内外で横断比較し、市場規模・主要プレイヤー・技術・実績・シェアを整理する。焦点は、DJIの寡占、ウクライナ戦争が生んだ防衛ドローンの巨額マネー(Andurilの評価額は610億ドル=約9.9兆円)、そして米FCCによる中国製ドローンの締め出しという三つの地殻変動である。シリコンバレーのVCは「空のドローンはすでに飽和、次は海と群れ(スウォーム)」と見立てており、その視点から今後どこで号砲が鳴る

光技術(フォトニクス)で世界トップ、米Coherent(コヒレント)(COHR)とは

光技術(フォトニクス)で世界トップ、米Coherent(コヒレント)(COHR)とは

米Coherent(コヒレント、NYSE: COHR)は、光通信部品から産業用レーザー、化合物半導体材料までを一気通貫で手がける、売上高約58億ドル(約9,400億円、2025会計年度)規模の総合フォトニクス企業である。AIデータセンター向け光トランシーバの爆発的な需要を追い風に2026会計年度は四半期ごとに過去最高を更新し、2026年3月にはNVIDIAから20億ドル(約3,240億円)の出資を受けてS&P500にも採用された。本稿では、1966年創業の旧Coherentと1971年創業のII-VIが合併して生まれた同社の歩み、光通信・産業用レーザー両事業の強みと課題、日本法人コヒレント・ジ

ものづくりを効率化するミスミ、AI部品調達プラットフォームmeviy(メビー)とは

ものづくりを効率化するミスミ、AI部品調達プラットフォームmeviy(メビー)とは

ミスミグループ本社が展開するmeviy(メビー)は、機械部品の3D CADデータをブラウザにアップロードするだけでAIが1分で価格と出荷日を返し、最短1日で部品を出荷するプラットフォームである。2026年3月期の売上高は177億円、累計利用者は24万人に達し、Fictivやエコノミーシリーズなどを含む「デジタルモデルシフト」全体では642億円(前年比81.6%増)まで拡大した。2026年7月31日にはミスミが2027年3月期の営業利益見通しを670億円へ上方修正し、株価は一時的に52週高値圏へと押し上げられている。一方で北米ではmeviyの単独サービスを2026年4月に停止しFictivへ一本

1泊75万円のスイート。超高級リゾートでのOpenAIのインフルエンサー招待イベント「サマー・クラブ(Summer Club)」が大炎上

1泊75万円のスイート。超高級リゾートでのOpenAIのインフルエンサー招待イベント「サマー・クラブ(Summer Club)」が大炎上

OpenAIが7月31日からの週末にニューヨーク州の高級リゾートで開いた初のインフルエンサー招待旅行「Summer Club」が炎上した。参加した約30人のクリエイターは投稿を次々と削除している。この一件を、Reddit株、TBPN買収、AP・FT・Axiosとのライセンス網、1億ドル(約158億円)規模のスーパーPACへと連なる世論への働きかけの一部として、シリコンバレーVCの視点から読み解く。

特集 NTT IOWN(アイオン)構想 光電融合プレイヤー企業 34選

特集 NTT IOWN(アイオン)構想 光電融合プレイヤー企業 34選

NTTが2019年に掲げたIOWN構想は、2026年度に光電融合デバイス「PEC-2」を搭載した102.4テラビット毎秒のスイッチを商用投入する段階に入り、構想から製品へと軸足を移した。だが同じ2026年、NVIDIAとBroadcomはCo-Packaged Optics(CPO)の量産を開始し、光電融合の主導権争いは日米の全面戦に発展している。本稿はIOWNの中身とロードマップを整理したうえで、光コネクタから前工程材料、計測、光チップ、メモリまで、この産業を実際に動かしている34社を一社ずつ点検する。そのうえで業界の競合構図、タイムライン、そして投資家がどこを見ているかを、VCの視点で統合

住友電設(1949)と名古屋工業大学、最悪の温室効果ガスと呼ばれるSF6ガス(六フッ化硫黄)から、純度99%以上の半導体研磨などに重要な高純度蛍石の生成に成功。年間3.2トン生産へ

住友電設(1949)と名古屋工業大学、最悪の温室効果ガスと呼ばれるSF6ガス(六フッ化硫黄)から、純度99%以上の半導体研磨などに重要な高純度蛍石の生成に成功。年間3.2トン生産へ

住友電設(証券コード1949)と名古屋工業大学・安井晋示教授の研究チームが、電力設備の絶縁ガスとして使われる六フッ化硫黄(SF6)から純度99%以上の高純度蛍石(フッ化カルシウム/CaF₂)を生み出す固定化処理技術を確立し、富山県高岡市で年間3.2トンの生産能力を持つ大型プラントの立ち上げに入った。SF6はCO₂の約2万3,500倍という「最悪の温室効果ガス」であり、これを半導体やフッ素樹脂の原料へ再資源化する試みは、温暖化対策と、原料を中国に大きく依存するフッ素資源の経済安全保障を同時に満たす点で注目される。本記事では技術の中身、蛍石と半導体サプライチェーンの全体像、SF6規制の潮流、そして

日立、AI駆動型のSIの全工程をAIエージェントが行うインテグレーションプラットフォーム、Agentic AI Integration Platformを発表

日立、AI駆動型のSIの全工程をAIエージェントが行うインテグレーションプラットフォーム、Agentic AI Integration Platformを発表

日立製作所は2026年7月24日、SI(システムインテグレーション)の全工程にAIエージェントを配置する「Agentic AI Integration Platform」を発表した。社内検証では要件定義で最大240倍、設計〜テストで13人月を10.5時間に短縮する約200倍の生産性向上を実証したという。システム開発のAI活用率を60%から早期に100%へ引き上げ、2027年度に工程全体で生産性30%向上を目指す。人月商売の根幹に、日立自身が刃を入れる宣言でもある。