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Anthropic、API仕様SDK自動生成のスタンダード、Stainless社買収を発表。CEO Alex Rattray(アレックス・ラトレイ)氏とは

Anthropic、API仕様SDK自動生成のスタンダード、Stainless社買収を発表。CEO Alex Rattray(アレックス・ラトレイ)氏とは

Anthropicは2026年5月18日、API向けSDK自動生成で事実上の標準を握るスタートアップStainlessの買収を発表した。Stainless生成のSDKはOpenAIやGoogleなど競合を含むAI業界全体が依存しており、Anthropicはホスティング型製品の段階的終了を表明している。買収額は非開示だが、The Informationは3億ドル超で交渉と報じた。本記事ではStainlessの仕組みと技術的優位性、CEOアレックス・ラトレイ氏の生い立ちと経歴、シリコンバレーのVCの受け止め、そしてOpenAIへの影響までを多角的に掘り下げる。

OpenAI、ユーザ数鈍化に奇策。有償ユーザ57万人増。マルタ共和国の全国民を対象に有償プランのアカウントChatGPT Plusを配布。

OpenAI、ユーザ数鈍化に奇策。有償ユーザ57万人増。マルタ共和国の全国民を対象に有償プランのアカウントChatGPT Plusを配布。

OpenAIは2026年5月16日、マルタ共和国政府と提携し、AIリテラシー講座を修了した全市民・居住者(約57万人)に有償プラン「ChatGPT Plus」を1年間無償提供すると発表した。国家規模では世界初の試みで、週間アクティブユーザー数や売上の社内目標未達という逆風のなかで打たれた一手である。本稿はマルタの過去――ブロックチェーン・アイランド構想の挫折とFATFグレーリスト入り――を踏まえつつ、シリコンバレーのベンチャーキャピタル(VC)の視点から、この「奇策」が市場の陣地取りなのか、それとも上場前の数字づくりなのかを徹底検証する。

米FTC、armに対して反トラスト法(独占禁止法)調査を開始

米FTC、armに対して反トラスト法(独占禁止法)調査を開始

米連邦取引委員会(FTC)が、ソフトバンクグループ傘下の英アーム・ホールディングスに対し反トラスト法(独占禁止法)調査を進めていたことが、2026年5月15日のBloombergの単独報道で明らかになった。FTCは、アームがCPU(中央演算処理装置)の設計図ライセンスを拒否したり品質を落としたりしながら自社チップ事業を拡大し、半導体市場の一部を違法に独占しようとしていないかを調べているとされる。報道を受けてアーム株は同日およそ8%下落し、1日でおよそ3兆円規模の時価総額が失われた。本稿はFTCと反トラスト法の基礎、各紙報道の異同、クアルコムとの対立の経緯を整理したうえで、シリコンバレーのベンチ

ビル・ゲイツ財団、保有するMicrosoft株32億ドルを全て売却。Anthropicと医療、教育、農業分野での協業を発表

ビル・ゲイツ財団、保有するMicrosoft株32億ドルを全て売却。Anthropicと医療、教育、農業分野での協業を発表

ビル&メリンダ・ゲイツ財団トラストが2026年第1四半期にMicrosoft株を完全売却し、最後に残った約770万株(約32億ドル=約5,060億円相当)を手放したことが、5月15日に開示された四半期報告書(13F)で判明した。ほぼ同じ週、Anthropicとゲイツ財団は医療・教育・農業を対象とする4年・総額2億ドル(約316億円)の協業を発表している。本稿はこの二つの報道を別個の出来事として扱うのではなく、Microsoftの「脱OpenAI一本足」、Anthropicの企業価値急騰、そしてサイバー攻防の臨界点となったフロンティアモデル「Mythos」までを貫く一本の構造線として、シリコンバ

米国のFDEは客先でどのようなシステムを構築しているのか

米国のFDEは客先でどのようなシステムを構築しているのか

米国IT業界で「FDE(Forward Deployed Engineer/フォワード・デプロイド・エンジニア)」が2026年最大の人気職種に躍り出た。顧客企業のオフィスに入り込み、AIモデルを実際の業務システムに組み込む本職種は、データ分析企業Palantirが2010年代初頭に発明し、いまやOpenAI・Anthropic・Google・Salesforceが争うように採用を拡大している。本稿では、FDEの職務内容・年収・各社の取り組みの違いを初心者にも分かるよう整理したうえで、航空機工場や金融機関で彼らが実際に構築したシステムと業務改善の実像を具体的に検証する。さらに、シリコンバレーのベ

Roblox(ロブロックス) CEO デイヴィッド・バシュッキ(David Baszucki)

Roblox(ロブロックス) CEO デイヴィッド・バシュッキ(David Baszucki)

ロブロックスは、ユーザー自身がゲームを制作し、共に遊ぶ世界最大級の「共体験プラットフォーム」であり、CEOデイヴィッド・バシュッキは教育用物理シミュレーションソフトの開発者から出発した技術者である。本記事は、カナダ移民の家系に生まれた少年時代からスタンフォード大学での学業、ナレッジ・レボリューション創業、そしてロブロックス創業までを一次資料に基づいて追う。さらにアルトス・ベンチャーズやアンドリーセン・ホロウィッツなどシリコンバレーの主要ベンチャーキャピタル(VC)がバシュッキとロブロックスをどう評価してきたかを統合し、2026年の年齢確認規制がもたらした業績ガイダンスの下方修正と今後の見通しを

急拡大するAI面接市場。自律型AI面接官 HireVue、Sierra、Olivia、評価・分析 Metaview、Eightfold.ai、BrightHire、対策 Google Interview Warmup、衝撃のカンペツールInterview.aiまで

急拡大するAI面接市場。自律型AI面接官 HireVue、Sierra、Olivia、評価・分析 Metaview、Eightfold.ai、BrightHire、対策 Google Interview Warmup、衝撃のカンペツールInterview.aiまで

2026年に入りAI面接市場は採用領域で最も投資マネーが集中するセグメントの一つに成長した。自律型AI面接官、評価・分析プラットフォーム、求職者向け対策ツール、そしてカンペツールまで、市場は四層構造に分化しつつある。Sierraの150億ドル超評価額や、ZoomによるBrightHire買収、WorkdayによるParadox買収など、シリコンバレーのトップVCが「人材取得 (Talent Acquisition) はエージェントAIの最重要ユースケース」とみなしていることが鮮明になってきた。

ElevenLabs CEO ポーランド出身、Mati Staniszewski(マテウシュ・マティ・スタニシェフスキー)

ElevenLabs CEO ポーランド出身、Mati Staniszewski(マテウシュ・マティ・スタニシェフスキー)

ポーランド出身の31歳、Mati Staniszewski(マテウシュ・マティ・スタニシェフスキー)が共同創業した音声AIスタートアップ ElevenLabs は、2026年2月に Sequoia Capital がリードする5億ドル(約775億円)のシリーズDで評価額110億ドル(約1兆7,050億円)に到達した。同年5月にはARRが5億ドル(約775億円)を突破し、BlackRock や NVIDIA、Jamie Foxx らが追加投資家として加わった。本稿では、ワルシャワの吹替の不満から始まったプロダクトの原点、Imperial College・BlackRock・Palantir を経

マスク対サムアルトマン訴訟に衝撃の進展。サムがReddit、Stripe、Helion Energy、Cerebras SystemsなどOpenAIの主要提携先に個人的に出資

マスク対サムアルトマン訴訟に衝撃の進展。サムがReddit、Stripe、Helion Energy、Cerebras SystemsなどOpenAIの主要提携先に個人的に出資

オークランド連邦地裁で進む「Musk v. Altman」訴訟は、2026年5月12日、サム・アルトマンOpenAI最高経営責任者(CEO)の個人投資ポートフォリオを法廷に晒すという、第三週目の最重要局面に突入した。マスク陣営の主任弁護士スティーブン・モロが提出した文書には、Helion Energy、Stripe、Reddit、Cerebras Systemsなど、OpenAIと取引のある9社にアルトマンが合計20億ドル(約3,100億円)を超える個人持ち分を抱えていた事実が記されていた。シリコンバレーVCはガバナンス危機への分裂した反応を示し、IPOを控えるOpenAIには議会調査・SEC

ゲーム開発特化AI「Seele AI」。Alipay PdM、NetEase Cloud Music VP、Tencent GMを歴任した王詩沐(Shimu Wang)CEO

ゲーム開発特化AI「Seele AI」。Alipay PdM、NetEase Cloud Music VP、Tencent GMを歴任した王詩沐(Shimu Wang)CEO

中国・深圳発のゲーム生成AIスタートアップ「Seele(全灵)」が、シリコンバレーのVCコミュニティで注目を集めている。CEOの王詩沐(Shimu Wang)は、支付宝(Alipay)のデザイナー兼プロダクトマネージャーから網易雲音楽(NetEase Cloud Music)副総裁、そして騰訊新聞(Tencent News)総経理を歴任した中国IT業界きってのプロダクト人材で、自社開発の多モーダル大規模モデル「Seele01」と「EVA-01」をベースに、自然言語からプレイ可能な3Dゲームを数分で生成するエンドツーエンド・プラットフォームを構築している。本稿では、Seele AIの技術的優位性

ソフトバンクG(TYO: 9984)、純利益5兆円超え。国内企業で過去最高

ソフトバンクG(TYO: 9984)、純利益5兆円超え。国内企業で過去最高

ソフトバンクグループ(9984)は2026年5月13日、2026年3月期通期の連結純利益が前期比4.3倍の5兆22億円となり、日本企業の年間利益として史上最高を更新したと発表した。出資先である米OpenAIの評価額急騰に伴うビジョンファンドでの巨額の投資評価益が押し上げた一方、信用格付け見通しの引き下げや「OpenAI一本足打法」に対する集中リスク、Stargateプロジェクトの内部対立など、根の深いネガティブ要因も次々と表面化している。

LLM版Ajax?Google Gemma4向け先読み技術 Multi-Token Prediction(MTP)公開。推論を最大3倍高速化

LLM版Ajax?Google Gemma4向け先読み技術 Multi-Token Prediction(MTP)公開。推論を最大3倍高速化

Googleは2026年5月5日、オープンウェイトLLM「Gemma 4」向けに、推論を最大3倍高速化する補助モデル「Multi-Token Prediction(MTP)ドラフター」をApache 2.0ライセンスで公開した。ブラウザのAjaxが先読みでUXを変えたように、MTPは「ひとつずつトークンを生む」という前提を崩し、未来のトークンを束で先取りすることで応答性を一変させる。シリコンバレーのVCは、これを「推論層への投資テーゼ」を裏付ける象徴的な動きと位置づけており、Inferact/Together AI/Fireworks AIといった推論最適化スタートアップに、引き続き巨額の資金

熟練キーマンの仕事術を標準作業手順書に変換。Screen-to-SOP、Video-to-SOP、Passive Capture、Agentic SOP

熟練キーマンの仕事術を標準作業手順書に変換。Screen-to-SOP、Video-to-SOP、Passive Capture、Agentic SOP

熟練社員の頭の中にしか存在しない「仕事のコツ」(暗黙知)を、AIが画面操作・録画動画・常時収集される作業ログから汲み上げ、標準作業手順書(SOP)として自動転写する。さらに、その手順書をAIエージェント自身が読み込み、社内システムを直接動かして業務を完結させる。Screen-to-SOP、Video-to-SOP、Passive Capture、Agentic SOPという4層からなるこの新しいスタックが、2026年前半に急速に立ち上がっている。本記事は4分野の代表的な製品を初心者向けに整理した上で、シリコンバレーのトップVCがこれをどう読み解き、どのように資金を振り向けているかを統合的に解説

広がるペットのスタートアップ

広がるペットのスタートアップ

世界のペットケア市場は 2026 年に 2,891 億ドル(約 45 兆 3,000 億円)を超え、2034 年には 4,990 億ドル(約 78 兆 3,000 億円)に達する見通しだ。米国だけで 2026 年に約 1,650 億ドル(約 25 兆 9,000 億円)、日本も 1.86 兆円規模に達したペット経済を、シリコンバレー発の Snout、欧州の Lassie、長寿薬の Loyal、再生医療の Gallant、AI 首輪の PetPace といったスタートアップが「家族としてのペット」前提のサービスへと再定義している。本記事では VC が描く投資テーゼと、2026 年に立て続けに発生