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ナトリウムイオンバッテリー(ナトリウムイオン電池:NIB) 日本電気硝子 (5214)、GSユアサ (6674)、戸田工業 (4100) 、旭化成 (3407)

ナトリウムイオンバッテリー(ナトリウムイオン電池:NIB) 日本電気硝子 (5214)、GSユアサ (6674)、戸田工業 (4100) 、旭化成 (3407)

海水由来の「塩(ナトリウム)」を使い、希少なリチウム・コバルト・ニッケル・銅を必要としないナトリウムイオン電池(NIB)は、2026年に商業化の転換点を迎えた。中国CATLが乗用車・定置用で量産へ動き、リチウム価格が年初来で倍以上に反発したことでコスト論争が再燃する一方、米NatronやNorthvoltなど西側スタートアップは相次いで淘汰された。本稿は、この地殻変動のなかで「脱リチウム関連株」として物色される日本電気硝子(5214)、GSユアサ(6674)、戸田工業(4100)、旭化成(3407)の4社を、事業の実像・財務・バリューチェーン上の位置づけから読み解き、4社が実はまったく異なる戦

ADEKA(アデカ)(4401)先端DRAM向け原子層堆積(ALD)用高誘電材料で世界トップシェア

ADEKA(アデカ)(4401)先端DRAM向け原子層堆積(ALD)用高誘電材料で世界トップシェア

樹脂添加剤や食品油脂で知られる化学メーカーADEKA(東証プライム・4401)は、先端DRAMのキャパシタに使う原子層堆積(ALD)用の高誘電(high-k)材料で世界シェア50%超・世界No.1を握る「隠れ半導体銘柄」である。同社は2026年7月、総工費約120億円の「半導体イノベーションセンター」(埼玉県久喜市)を本格始動させ、2035年に半導体材料をグループ営業利益の40%超を稼ぐ利益の柱へ育てる構想を打ち出した。一方で半導体材料は全社売上の1割弱にとどまり、先行投資で足元は減益、サムスンによる調達分散やハフニウム前駆体をめぐる特許問題という固有リスクも抱える。本稿は公式開示と一次報道を

OpenAIの古参AI安全性責任者、最高未来学者Joshua Achiam(ジョシュア・アキアム)が退社

OpenAIの古参AI安全性責任者、最高未来学者Joshua Achiam(ジョシュア・アキアム)が退社

OpenAIの最高未来学者(Chief Futurist)Joshua Achiam(ジョシュア・アキアム)が、9年近い在籍を経て2026年7月に退社する。2017年に25歳のインターンとして入社し、深層強化学習の安全性研究から教育資源「Spinning Up」、GPT-4テクニカルレポート、そしてミッション・アライメント責任者へと駆け上がった、OpenAI安全性部門の生き字引だった。2018年の全社ミーティングでイーロン・マスクにAGI競争の危険性を直言し「jackass(バカ野郎)」と罵られた逸話は、2026年5月のMusk対Altman裁判で法廷証言として再登場している。IPO準備の最中

超高純度化学材料の開発・製造、トリケミカル研究所(4369)

超高純度化学材料の開発・製造、トリケミカル研究所(4369)

トリケミカル研究所(東証プライム・4369)は、半導体の極薄膜を形づくるCVD/ALD前駆体など、純度99.9999%超の「超高純度化学材料」を多品種少量で手がける山梨県の専業メーカーである。生成AI向けの先端ロジックとメモリ需要を追い風に、2026年1月期は売上高238.8億円と過去最高を更新した。ただし2027年1月期は、本業が増益でも、韓国合弁の持分法利益の減少と保守的な為替前提から経常・純利益は減益を見込む。

熊本県と三井不動産(8801)が共同で研究開発拠点、フィジカルAI・半導体基盤センター(PASTEC)設置へ。産学官連携拠点くまもとサイエンスパーク内。

熊本県と三井不動産(8801)が共同で研究開発拠点、フィジカルAI・半導体基盤センター(PASTEC)設置へ。産学官連携拠点くまもとサイエンスパーク内。

三井不動産と熊本県は2026年7月27日、一般社団法人KSCMを共同設立し、傘下に「フィジカルAI・半導体基盤センター(PASTEC)」を置くと発表した。ロボットや自動運転車向け半導体の実装・パッケージ技術を共同利用型クリーンルームで支援する。同日、台湾のITRIと新竹サイエンスパーク管理局を含む日台7機関と連携協定を締結し、会員募集は2026年秋に始まる。工場誘致から後工程の研究開発へ、熊本の集積は次の段階に入る。

商船三井と日立製作所、日立システムズ、中古船を活用した浮体式データセンター(FDC)の共同開発を開始

商船三井と日立製作所、日立システムズ、中古船を活用した浮体式データセンター(FDC)の共同開発を開始

商船三井は日立製作所・日立システムズと2026年3月30日、退役する中古船を改造してAI向けの計算資源に転用する「浮体式データセンター(FDC)」の開発・運用・商用化で基本合意した。陸上データセンターが電力・土地・水の三重苦に直面するなか、計算を海へ逃がす発想は、韓国サムスン重工業や中国HiCloud、そしてPeter Thiel が主導して1.4億ドル(約227億円)を集めた米Panthalassa までを巻き込む世界的な競争へと拡大している。本稿は3社の狙いと強み・課題を、シリコンバレーのVCの視点を統合して徹底解説する。

IBM、11兆円消失の歴史的な大暴落。あまりの業績不振に8日前倒しで異例の暫定決算を発表

IBM、11兆円消失の歴史的な大暴落。あまりの業績不振に8日前倒しで異例の暫定決算を発表

米IBMは2026年7月14日、本決算予定日の7月22日を8日前倒しして4〜6月期の暫定決算を発表し、売上高が市場予想を大きく下回ったことで株価は1日で25.21%下落した。1987年のブラックマンデーを上回る同社史上最大級の下落率で、時価総額は約670億〜690億ドル(約10.9兆〜11.2兆円)が消失した。原因は、AIインフラ向けのサーバーやメモリの争奪戦が激化し、顧客がIBMの主力であるソフトウェアやメインフレームへの支出を後回しにしたことにある。ソフトウェア・コンサル株全体に「壊滅的打撃」が波及し、東京市場でもNECや富士通に連想売りが広がった。決算の中身から不振の構造、シリコンバレー

オープンコア戦略(Open Core Strategy)。無償OSSと有償エンタープライズ版の同時展開。Databricks、Odoo、Supabase、Docker、Vercel、Redis、Mattermost、Mistral AI、GitLab

オープンコア戦略(Open Core Strategy)。無償OSSと有償エンタープライズ版の同時展開。Databricks、Odoo、Supabase、Docker、Vercel、Redis、Mattermost、Mistral AI、GitLab

無償のオープンソース版と有償エンタープライズ版を同時展開する「オープンコア戦略」が、生成AI時代に再び脚光を浴びている。Databricksは評価額1,340億ドル、Supabaseは105億ドルに達し、OSS発企業に世界の資金が集中する。9社の無償版と有償版の線引き、ユーザー数と資金調達の推移を一次情報で検証し、ライセンス変更を巡る攻防と2026年後半以降の展望をシリコンバレーのVCの視点で読み解く。

ASML、最先端の半導体を作るのに不可欠なEUV(極端紫外線)露光装置

ASML、最先端の半導体を作るのに不可欠なEUV(極端紫外線)露光装置

NVIDIAやAppleの最先端AIチップは、例外なくオランダの一社が作る「EUV(極端紫外線)露光装置」を通って生まれる。その唯一のメーカーがASMLだ。同社の時価総額は2026年6月に一時7,000億ドル(約110兆円)に迫り、欧州史上もっとも価値の高い企業となった。本稿では、EUVという技術の仕組みを具体例から解き明かし、雨漏りする小屋から始まったASMLの歩み、4億ドルの次世代機「High-NA」、そしてシリコンバレーのVCやウォール街のアナリストが同社を「AI時代のゲートキーパー」と呼ぶ理由を、中国輸出規制やバブル論という死角まで含めて多角的に検証する。次の焦点は7月15日の第2四半

半導体の先端パッケージングに必須なCPU、GPU向け絶縁材、ABF(味の素ビルドアップフィルム)を独占。味の素 (2802)

半導体の先端パッケージングに必須なCPU、GPU向け絶縁材、ABF(味の素ビルドアップフィルム)を独占。味の素 (2802)

「味の素」の代名詞であるうま味調味料の副産物から生まれた絶縁フィルム「ABF(味の素ビルドアップフィルム)」が、いまNVIDIAやAMDのGPU、インテルのCPUといった最先端半導体のパッケージ基板に不可欠な素材として世界シェアほぼ100%を握り、味の素(証券コード2802)を「食品株」から「半導体銘柄」へと変貌させている。2026年3月期の電子材料事業は売上高1,007億円・事業利益546億円と、全社売上の約6%に過ぎない事業が全社事業利益の約3割を叩き出す高収益構造を示した。株価は2026年7月1日に上場来高値6,311円をつけ、英アクティビスト・パリサー・キャピタルはABFの3割超の値上

Claude Opus 5リリース

Claude Opus 5リリース

Anthropicは2026年7月24日、上位モデル「Claude Opus 5」を公開した。最上位Fable 5に迫る知能を、その半額の入力100万トークン5ドル(約819円)・出力25ドル(約4,095円)——前世代Opus 4.8と同一価格——で提供する。公式システムカードはSWE-bench Verified 96.0%、ARC-AGI-3で30.2%、IMO 2026で42点満点を並べる一方、SWE-bench ProではFable 5に、ARC-AGI-2ではGPT-5.6 Solに及ばないことも自ら記載する。VCが見ているのはスコアではなく「タスク1件あたりいくらか」という指標の

デジタル庁デザインシステムβ版とは

デジタル庁デザインシステムβ版とは

デジタル庁が整備する「デジタル庁デザインシステムβ版」が、2026年7月8日から全ドキュメントのMarkdown一括配布を開始した。Figmaデータ、GitHubのコードスニペット、npmのデザイントークンに加え、AIエージェントがそのまま読める形式が揃ったことで、Claude Codeに読み込ませてMarpスライドテンプレートを生成するといった応用が現実的になった。本記事では、その全体像と実践方法、コミュニティの反応、今後の展望を整理する。

Marp、マークダウンから編集可能なPowerPointスライドを作成するOSS。Claude Codeとの相性も最高なMarp CLIとは

Marp、マークダウンから編集可能なPowerPointスライドを作成するOSS。Claude Codeとの相性も最高なMarp CLIとは

Markdownを書くだけでスライドが完成するOSS「Marp」が、AIコーディングエージェント時代の追い風を受けて再評価されている。2025年1月にCLI v4.1.0へ実験的に搭載された「編集可能なPowerPoint出力」、82万インストールに達したVS Code拡張、そしてClaude Codeでデザインテンプレートを事前に作り込み、以後はテンプレート指定だけでスライドを量産するワークフローまで、エコシステムの全体像を一次情報で検証する。評価額数十億ドルのAIスライドSaaSがひしめく市場で、VC資金ゼロの「週末OSS」が任されつつある役割も追った。

拡がるソロプレナーと、中国で流行「ひとり会社・一人公司(OPC)」とは

拡がるソロプレナーと、中国で流行「ひとり会社・一人公司(OPC)」とは

従業員を雇わず、AIを相棒に一人で事業を営む「ソロプレナー」が世界で急増している。米国では2025年の開業申請が567万件と過去最高を更新し、Stripe経由で設立された法人の63%が単独創業になった。中国でも新会社法を追い風に「一人公司(OPC)」が1,600万社を超え、20超の都市が支援策を競う。定義と実例から向き不向き、支援サービス群、シリコンバレーVCの論調、「一人ユニコーン」誕生の時間軸までを総覧する。