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シリコンバレーの最前線を、確かなソースで。

先端技術・トレンド

既存のどの分野にも収まりきらない、新しい技術と働き方の潮流。量子コンピューティング、小型モジュール炉(SMR)などの次世代エネルギー技術、宇宙・航空、XR・メタバース、スマートシティと都市OS、長寿テック、消費者向けの新しいデバイス、シリコンバレー発の組織論・仕事のやり方。★他の 14 カテゴリのいずれかに明確に当てはまる場合は、必ずそちらを選ぶこと。ここは『どれにも当てはまらないが、読者が追いかけている新しい動き』の受け皿。

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カシオAIペットMoflin(モフリン)好調。販売開始から1年で2万台超、Amazon、楽天で価格高騰

カシオAIペットMoflin(モフリン)好調。販売開始から1年で2万台超、Amazon、楽天で価格高騰

カシオ計算機は2026年5月27日、AIペットロボット「Moflin(モフリン)」の累計販売台数が2025年12月末時点で国内外2万台を突破したと発表した。2024年11月の発売からおよそ1年あまりでの達成で、人気を背景にAmazonや楽天では定価5万9400円を大きく上回る転売価格も確認されている。本稿では、まずMoflinがどんな製品なのかを具体例とともに丁寧に解説したうえで、販売好調の要因、各メディアの報じ方、そして今後の展開を整理する。さらに、Jibo・Anki・Kuriといった「コンパニオンロボットの墓場」や巨額調達を重ねたLOVOT(GROOVE X)との対比を通じ、なぜMofli

電通メディアイノベーションラボが情報メディア白書2026公開

電通メディアイノベーションラボが情報メディア白書2026公開

電通の社内シンクタンク「電通メディアイノベーションラボ」が、1993年から毎年刊行してきた『情報メディア白書』の2026年版を、初めてウェブ版として無料公開した。情報メディア産業を従来の13業種から10分野へ再編し、数百点に及ぶ図版と特集レポート「変容する情報潮流の現在地」を収録している。生成AIによる情報空間の変容、リーチからアテンションへの評価軸の転換、マンガを起点とするIP経済圏の拡大といった構造変化を、生活者を起点に描き出した白書だ。本稿では白書の全体像と各分野のデータを、ネット広告費の過半数超えやアニメ海外市場の2兆円突破といった具体的な事象に即して読み解き、シリコンバレーの投資家の

FDEに必要なスキルセット

FDEに必要なスキルセット

Forward Deployed Engineer(FDE/フォワードデプロイドエンジニア)は、顧客企業の「現場」に数カ月単位で入り込み、AIプロダクトの発見・実装・本番運用・定着までを一気通貫で担う新職種である。Palantirが2010年代初頭に生み出したこのモデルは、2026年に入ってOpenAIの「Deployment Company」設立やAnthropicとWall Street大手の合弁、McKinsey・BCG・Accenture・EYら大手ファームの相次ぐ採用によって一気に主流化し、a16zは「スタートアップで最もホットな職種」と評した。本稿では、FDEとは何かを具体例から解

SportsTech(スポーツテック)。ウェアラブル端末、AIによる戦術の自律生成・解析、怪我の予兆検知

SportsTech(スポーツテック)。ウェアラブル端末、AIによる戦術の自律生成・解析、怪我の予兆検知

2026 年前半の SportsTech は、WHOOP の評価額 1 兆 5 千億円超、Oura の SEC 秘密 IPO 申請、Apollo の 9 千億円超スポーツ投資枠、a16z 周辺ファンドの本格参入と、転換点を示すシグナルが立て続けに発生した。本稿は、ウェアラブル端末・AI による戦術の自律生成と解析・怪我の予兆検知という 3 つの技術領域を、シリコンバレー VC が「分析的軍拡競争」と呼ぶ視座から横断的に検証し、6 月に開幕する FIFA World Cup 2026 までの 12 か月で読むべき動きを整理する。

南場智子、DeNA代表取締役社長に復帰。AIによる産業革命にフルコミット。

南場智子、DeNA代表取締役社長に復帰。AIによる産業革命にフルコミット。

DeNA(ディー・エヌ・エー、東証プライム2432)は2026年5月12日、創業者で取締役会長の南場智子氏(64)が15年ぶりに代表取締役社長兼CEOに復帰すると発表した。岡村信悟現社長は代表権を維持したまま会長へ就く。発効は6月27日の第28回定時株主総会後となる。会見で南場氏は「DeNAは永久ベンチャーだ。3年をめどに組織改革を成し遂げる」と語り、生成AIによる産業構造の地殻変動を「インターネット黎明期と並ぶ第2の創業」と位置づけ、AIへのフルコミットを宣言した。市場の低評価と『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』の反動減、多角化事業の伸び悩みとい

Google Antigravity 2.0 徹底解説

Google Antigravity 2.0 徹底解説

Googleは2026年5月19日のGoogle I/O 2026で、エージェントファースト開発プラットフォーム「Antigravity 2.0」を発表した。デスクトップアプリ・CLI・SDK・Managed Agents API・Enterprise Agent Platformという五つの面で構成され、Gemini 3.5 Flashを既定エンジンとして搭載する。シリコンバレーでは「IDE中心の時代の終わり」を告げる象徴的なリリースとして受け止められ、複数エージェントの並列実行を前提とする新しい開発スタイルが定着し始めている。本稿では誕生からの歩み、2.0で大きく変わった点、テックエンジニ

米国のFDEは客先でどのようなシステムを構築しているのか

米国のFDEは客先でどのようなシステムを構築しているのか

米国IT業界で「FDE(Forward Deployed Engineer/フォワード・デプロイド・エンジニア)」が2026年最大の人気職種に躍り出た。顧客企業のオフィスに入り込み、AIモデルを実際の業務システムに組み込む本職種は、データ分析企業Palantirが2010年代初頭に発明し、いまやOpenAI・Anthropic・Google・Salesforceが争うように採用を拡大している。本稿では、FDEの職務内容・年収・各社の取り組みの違いを初心者にも分かるよう整理したうえで、航空機工場や金融機関で彼らが実際に構築したシステムと業務改善の実像を具体的に検証する。さらに、シリコンバレーのベ

ソフトバンクG(TYO: 9984)、純利益5兆円超え。国内企業で過去最高

ソフトバンクG(TYO: 9984)、純利益5兆円超え。国内企業で過去最高

ソフトバンクグループ(9984)は2026年5月13日、2026年3月期通期の連結純利益が前期比4.3倍の5兆22億円となり、日本企業の年間利益として史上最高を更新したと発表した。出資先である米OpenAIの評価額急騰に伴うビジョンファンドでの巨額の投資評価益が押し上げた一方、信用格付け見通しの引き下げや「OpenAI一本足打法」に対する集中リスク、Stargateプロジェクトの内部対立など、根の深いネガティブ要因も次々と表面化している。

広がるペットのスタートアップ

広がるペットのスタートアップ

世界のペットケア市場は 2026 年に 2,891 億ドル(約 45 兆 3,000 億円)を超え、2034 年には 4,990 億ドル(約 78 兆 3,000 億円)に達する見通しだ。米国だけで 2026 年に約 1,650 億ドル(約 25 兆 9,000 億円)、日本も 1.86 兆円規模に達したペット経済を、シリコンバレー発の Snout、欧州の Lassie、長寿薬の Loyal、再生医療の Gallant、AI 首輪の PetPace といったスタートアップが「家族としてのペット」前提のサービスへと再定義している。本記事では VC が描く投資テーゼと、2026 年に立て続けに発生

家畜向けウェアラブル端末から情報を収集、ライブストック・エソロジーAI(家畜行動解析)

家畜向けウェアラブル端末から情報を収集、ライブストック・エソロジーAI(家畜行動解析)

ニュージーランド発のアグテック・スタートアップ Halter が 2026 年 3 月 24 日に Series E ラウンドで 2 億 2,000 万米ドル(約 330 億円)を調達し、企業価値が 20 億米ドル(約 3,000 億円)に到達したことで、家畜向けウェアラブル端末と「ライブストック・エソロジー(家畜行動解析)AI」の領域がシリコンバレー VC の最重要テーマの一つに浮上した。Founders Fund(Peter Thiel)主導のラウンドには Bessemer Venture Partners、DCVC、Bond、Blackbird など主要 VC が参加し、「Physica

シリコンバレーで再注目、「アクアポニックス 2.0」

シリコンバレーで再注目、「アクアポニックス 2.0」

Plenty・Bowery・AeroFarmsの破綻という痛烈な学習を経たシリコンバレーは、2026年に入って「アクアポニックス2.0」と呼ばれる新世代の閉鎖循環型食料生産システムへの関心を再び強めている。AIとIoT、デジタルツイン、デカップル型マルチループ設計、そして太陽光発電統合がそろって商用採算に届きはじめたことを背景に、AgriLoopsの仏Mangrove#1や80 Acres Farmsの大型調達など具体的な「2.0世代」の実装案件が相次ぐ。本稿はその到達点と、なぜ「1.0」が失敗したかを多角的に検証する。

変わる会議。代行出席Fathomと非同期ミーティングGranola

変わる会議。代行出席Fathomと非同期ミーティングGranola

会議の風景が静かに、しかし急速に書き換わっている。ユーザーの「代理」としてZoomやTeamsの会議に同席するボット型ノートテイカーFathomと、ボットを送らずローカルで音声を捕捉する「非同期ミーティング」型のGranolaという、思想の異なる2つのプロダクトが2026年春に大型アップデートと巨額調達を立て続けに発表した。本稿では両社の機能、シリコンバレーのVCの受け止め、競合勢力図、そして2026年下半期に予想される次の動きを、一次ソースに基づいて多角的に整理する。

旅行系・トラベルテックの隆盛とネクスト・ユニコーン

旅行系・トラベルテックの隆盛とネクスト・ユニコーン

2026年の旅行産業は IATA 予測で航空業界収入が初めて1兆500億ドル(約157.5兆円)を突破し、宿泊・体験・決済を貫く「トラベルテック」が AI ネイティブの第二創業期に突入した。Mews が EQT Growth 主導で評価額25億ドル(約3,750億円)の Series D を獲得し、Klook が NYSE 上場を申請、Navan が時価総額62億ドル(約9,315億円)で先行上場するなど、ユニコーン群が続々と公開市場に出口を取りつつある。一方で OpenAI、Anthropic、Google が「エージェント型予約」を競い、Booking や Expedia の株価が AI

PowerX(パワーエックス)、日本発シリコンバレーが注目。ハードとソフトを融合させたエネルギー・ディスラプター

PowerX(パワーエックス)、日本発シリコンバレーが注目。ハードとソフトを融合させたエネルギー・ディスラプター

岡山県玉野市に拠点を置く日本発のエネルギー・スタートアップ「PowerX(パワーエックス)」が、シリコンバレーの目利きから「久々に出てきた本格派ディープテック」として静かに注目を集めている。創業者は17歳で起業しZOZOで頭角を現した伊藤正裕氏。Tesla・Northvolt・Google出身者を社外取締役に擁し、定置用蓄電池、超急速EV充電器、電気運搬船、AIデータセンター用BESSまでを垂直統合するモデルが、米国のクライメート系VCから「日本版Energy Vault+Tesla Megapack+Northvolt」と評され始めている。2025年12月に東証グロース上場後、株価は公開価格1,220円から一時8,000円近辺まで上昇。一方で中国製セル依存と恒常的な営業赤字という二つの宿題も抱えている。 ---