Beamery
1. サービス概要
Beamery(ビーマリー)は、AIを活用した「タレント・ライフサイクル・マネジメント(TLM)」プラットフォームを提供し、企業のスキル・インテリジェンスを高度化するサービスです。
- 主な機能:
- スキル・インテリジェンス: 独自の情報グラフ(Knowledge Graph)を用いて、32,000以上のスキルと20万以上の関連用語を管理。従業員や候補者の履歴書、職務記述書からスキルを自動抽出・標準化します。
- AIアシスタント「Ray」: エージェンティックAIが採用候補者のソーシング(発掘)、パイプライン作成、職務設計の助言、組織のスキルギャップ分析をサポートします。
- タレントCRM: 潜在的な候補者との関係構築を自動化し、パーソナライズされたマーケティングキャンペーン(メール、SMS等)を実施。
- 社内モビリティ: 従業員のスキルに基づいた社内での配置転換やリスキリングの機会を提案。
- ユーザー数: * 具体的な「登録ユーザー数」は非公開ですが、世界中のフォーチュン500企業を含む大手企業が利用しており、プラットフォームを通じて100万件以上の採用が決定。データポイントとして200億件以上のタレントデータを蓄積しています。
- 対応プラットフォーム:
- Webブラウザ(クラウド型SaaS)。
- 外部連携:SAP SuccessFactors、Workdayなどの主要なHCM(人事管理システム)やATS(採用管理システム)と深く統合されており、それらの中で機能を直接利用可能です。
2. 使用している技術スタック
公開情報およびエンジニアブログから確認できる技術要素は以下の通りです。
- フロントエンド: React.js, Redux, TypeScript
- バックエンド: Node.js (Microservices), Python (AI/機械学習モデル用)
- AI/機械学習: 独自の「Talent Graph」(ナレッジグラフ)、生成AIおよびエージェンティックAI(Ray)
- インフラ・データベース: Google Cloud Platform (GCP), MongoDB, PostgreSQL, Elasticsearch, Redis, Docker, Kubernetes
- API/統合: RESTful APIs(WorkdayやSAPとの統合に使用)
3. 会社概要
- 運営会社名: Beamery Ltd
- 設立年: 2013年(2014年から本格稼働)
- 本社所在地: イギリス、ロンドン(London, United Kingdom)
- 従業員数: 約235名〜330名(2023年末〜2024年時点の推計値)
4. 沿革、資本構成、国籍、役員情報
- 沿革:
- 2013年:ロンドンで「garage project」として創業。
- 2016年:シードラウンドで200万ドルを調達。
- 2021年:シリーズCで1億3800万ドルを調達、SAPとの提携を発表。
- 2022年:シリーズDで5000万ドルを調達し、評価額10億ドル超の「ユニコーン企業」となる。
- 2023年:経済状況を背景に従業員の約12%を削減。
- 資本構成: * 非公開企業(Private Company)。
- 主な出資者:Teachers' Venture Growth (TVG), Ontario Teachers' Pension Plan, Accenture Ventures, Index Ventures, EQT Ventures, Edenred Capital Partners 等。
- 国籍: イギリス(英国)
- 役員情報:
- Abakar Saidov(共同創業者 & CEO)
- キャリア:ダゲスタン(ロシア)系移民として英国に移住。ウォリック大学(経済学)卒業。ゴールドマン・サックス、Francisco Partnersを経て創業。
- 国籍:英国(ルーツはロシア・ダゲスタン共和国)
- Sultan Murad Saidov(共同創業者 & President)
- キャリア:Abakarの弟。オックスフォード大学(PPE:哲学・政治・経済学)卒業。ゴールドマン・サックスでコモディティ・トレーダーとして勤務後、創業。
- 国籍:英国
- Michael Paterson(共同創業者 & CTO)
- キャリア:ブリストル大学(エンジニアリング)卒業。モルガン・スタンレーで金融エンジニアリングに従事。Saidov兄弟と共に創業。
- 国籍:英国
- Philipp Becker(CFO)
- キャリア:金融・財務の専門家として、スタートアップから成長フェーズの財務戦略を統括。
- 国籍:不明(欧州圏)
