Upbound
公式サイト1. サービス概要
Upbound(アップバウンド)は、Crossplaneベースの商用プラットフォームであり、エンタープライズ向けのマネージドコントロールプレーンを提供しています。Crossplaneの開発を主導する企業が提供するプロダクトとして、Kubernetes-nativeなクラウドインフラ管理を大規模に運用するための機能を備えています。
- 主な機能:
- マネージドコントロールプレーン(MCP): Crossplaneベースのコントロールプレーンをフルマネージドで提供。インフラの運用負荷を軽減。
- Upbound Marketplace: Crossplaneプロバイダーやコンフィグレーションパッケージのマーケットプレイス。OCI準拠のレジストリ。
- Spaces: 複数のコントロールプレーンを統合管理する機能。マルチテナント環境やマルチリージョン展開に対応。
- エンタープライズサポート: SLA付きのサポート、セキュリティパッチ、パフォーマンス最適化されたCrossplaneディストリビューション(UXP)を提供。
- GitOps統合: ArgoCD、Flux等のGitOpsツールとのシームレスな統合。
- ユーザー数:
- エンタープライズ企業を中心に導入が拡大。プラットフォームエンジニアリングの文脈で、内部開発者プラットフォーム(IDP)の基盤として採用されるケースが増加。
- 対応プラットフォーム:
- SaaS(Upbound Cloud)、セルフホスト(Upbound Spaces)。
- AWS、GCP、Azure、オンプレミスKubernetes環境。
2. 使用している技術スタック
- 開発言語: Go (Golang)
- 基盤技術:
- Crossplane: コアエンジンとしてCrossplaneを使用。Upboundが最適化・拡張したディストリビューション(UXP: Universal Crossplane)を提供。
- Kubernetes: コントロールプレーンの基盤。
- アーキテクチャ:
- マネージドKubernetesクラスター上でCrossplaneを実行。マルチテナント対応の隔離環境を構築。
- OCI Registry: プロバイダーやコンフィグレーションのパッケージ管理。
- RBAC/IAM統合: クラウドプロバイダーのIAMとKubernetesのRBACを連携したアクセス制御。
3. 会社概要
- 運営会社名: Upbound, Inc.
- 設立年: 2018年
- 本社所在地: アメリカ合衆国 ワシントン州 シアトル
- 従業員数: 約51〜200名(推定)
※ NASDAQに上場している「Upbound Group (UPBD)」は、消費者金融や小売(Rent-A-Center)を営む別企業であり、CrossplaneのUpbound社とは無関係です。
4. 沿革、資本構成、国籍、役員情報
- 沿革:
- 2018年:Bassam Tabbara氏がUpboundを設立。同年、Crossplaneをオープンソースとして公開。
- 2020年:シリーズAで資金調達を実施。CNCFサンドボックスにCrossplaneが採択。
- 2021年:シリーズBで6,000万ドルを調達。Upbound Cloudの一般提供を開始。
- 2022年:シリーズCで資金調達。累計調達額は8,000万ドル超に到達。マネージドコントロールプレーン機能を拡充。
- 2023年:Upbound Spacesを発表。セルフホスト型のマルチコントロールプレーン管理機能を提供。
- 2024年:プラットフォームエンジニアリング市場の成長に伴い、エンタープライズ導入を加速。
- 資本構成:
- ベンチャーキャピタルによる出資を受ける非上場企業。
- 累計調達額: 約8,000万ドル超。
- 主な投資家: Google Ventures (GV), Microsoft M12, Benchmark, Lightspeed Venture Partners等。
- 国籍: アメリカ合衆国
- 役員情報:
- Bassam Tabbara(創業者・CEO): Symformの共同創業者兼CTO(Quantum社が買収)。Rook(CNCFストレージプロジェクト)の創設者。Crossplaneの生みの親として、Kubernetes-nativeなインフラ管理のビジョンを推進。
- Sarah Strobhar(CRO): 元AWSのGlobal Leader。エンタープライズ営業・Go-To-Market戦略を統括。
- Jared Watts(共同創業者): エンジニアリングリーダー。Crossplaneのアーキテクチャと技術方針を主導。
