LeRobot
公式サイト1. サービス概要
LeRobotは、Hugging Faceが開発・提供するオープンソースのロボティクスライブラリである。ロボット学習のための事前学習済みモデル、データセット、シミュレーションツールを統合的に提供し、研究者や開発者がロボットAIを迅速に構築・実験できる環境を整備している。Hugging Faceが自然言語処理や画像生成の分野で構築したエコシステムと同様のアプローチを、ロボティクス分野に適用することを目指している。模倣学習、強化学習、シミュレーション環境との連携など、ロボット学習に必要な主要コンポーネントをPythonベースの統一的なフレームワークで提供している。Apache 2.0ライセンスのもとで公開されている。
2. 使用している技術スタック
- 言語: Python
- フレームワーク: PyTorch
- 学習手法: 模倣学習(Imitation Learning)、強化学習(Reinforcement Learning)、ACT(Action Chunking with Transformers)、Diffusion Policy
- データセット: Hugging Face Hub上のロボティクスデータセット。標準化されたデータフォーマット
- シミュレーション: MuJoCo、Isaac Sim等の物理シミュレータとの統合
- ロボット対応: ALOHA、Koch v1.1、SO-100等の実機ロボットに対応
- ライセンス: Apache 2.0
- ホスティング: GitHub、Hugging Face Hub
3. 会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト名 | LeRobot |
| 開発元 | Hugging Face |
| プロジェクトリード | Remi Cadene |
| 所在地 | ニューヨーク / パリ(Hugging Face本社) |
| ライセンス | Apache 2.0 |
| カテゴリ | オープンソースロボティクスライブラリ |
| リポジトリ | github.com/huggingface/lerobot |
4. 沿革、資本構成、国籍、役員情報
沿革
- 2024年: Hugging FaceがLeRobotプロジェクトを公開。ロボティクス分野へのオープンソースエコシステム拡張を宣言
- 2024年: 複数の事前学習済みモデル・データセットをHugging Face Hub上で公開
- 2024年: ACT、Diffusion Policy等の最先端ロボット学習アルゴリズムの実装を提供
- 2024年: 実機ロボット(ALOHA等)との統合サポートを拡充。低コストロボットキットとの連携も開始
Hugging Face(開発元)の概要
Hugging Faceは2016年にClément Delangue、Julien Chaumond、Thomas Wolfにより設立されたAIスタートアップである。当初は会話AIのスタートアップとして始まったが、Transformersライブラリの公開を機にオープンソースAIプラットフォームへと転換。2023年にはシリーズDで2億3,500万ドルを調達し、評価額45億ドルに到達。Google、Amazon、NVIDIA、Intel、Salesforceなどが出資している。本社はニューヨークとパリに拠点を持つ。
主要メンバー
- Remi Cadene(プロジェクトリード): Hugging Faceのロボティクスチームリード。元INRIAの研究者。コンピュータビジョン・ロボット学習の専門家
- Clement Delangue(Hugging Face CEO): Hugging Face共同創業者・CEO
