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OpenTofu インフォグラフィック

1. サービス概要

OpenTofu(オープントーフ)は、Terraformのオープンソースフォークとして誕生したInfrastructure as Code(IaC)ツールです。2023年8月にHashiCorpがTerraformのライセンスをBSL(Business Source License)に変更したことを受け、コミュニティ主導で開発が開始されました。Linux Foundationの傘下プロジェクトとして運営されています。

  • 主な機能:
  • Terraform互換: 既存のTerraformコード(HCL)、プロバイダー、モジュールとの高い互換性を維持。既存のTerraformユーザーが最小限の変更で移行可能。
  • 宣言型インフラ管理: HCLを用いた宣言型のインフラ定義。Plan/Applyのワークフローを踏襲。
  • ステート暗号化: Terraformにはないステートファイルの暗号化機能を追加。セキュリティの強化を実現。
  • コミュニティ駆動開発: オープンなRFCプロセスとガバナンスモデルにより、コミュニティの意見を反映した開発。
  • ユーザー数:
  • GitHubスター数は24,000超。Terraform代替として急速に採用が拡大しており、Spacelift、env0、Scalrなどの主要IaCプラットフォームがサポートを表明。
  • 対応プラットフォーム:
  • Linux、macOS、Windows。
  • Terraformと同等のクラウドプロバイダー対応。

2. 使用している技術スタック

  • 開発言語: Go (Golang)
  • 構成言語: HCL(HashiCorp Configuration Language)- Terraformから継承。
  • アーキテクチャ:
  • Terraformのコードベースからフォークし、MPL 2.0ライセンスの最終バージョンを基盤として開発。
  • プロバイダープラグインシステム: Terraformと同一のgRPCベースのプロバイダープロトコルを採用。既存プロバイダーをそのまま利用可能。
  • OpenTofu Registry: Terraformプロバイダーおよびモジュールを独自にホスティングするレジストリを運営。
  • ライセンス: MPL 2.0(Mozilla Public License 2.0)- 真のオープンソースライセンスを維持することがプロジェクトの根幹的な方針。

3. 会社概要

OpenTofuは特定の企業が所有するプロダクトではなく、Linux Foundationが管理するオープンソースプロジェクトです。

  • 運営組織: Linux Foundation
  • 設立年: 2023年(OpenTFイニシアチブとして発足、後にOpenTofuに改名)
  • 本部所在地: Linux Foundation(アメリカ合衆国 カリフォルニア州 サンフランシスコ)
  • 主要スポンサー企業: Spacelift、env0、Scalr、Gruntwork、Harness、Oracle、Cloudflare等の150以上の企業・組織が支持を表明。

4. 沿革、資本構成、国籍、役員情報

  • 沿革:
  • 2023年8月:HashiCorpがTerraformのライセンスをBSL 1.1に変更。直後にコミュニティが「OpenTFマニフェスト」を発表し、Terraformのフォーク作成を宣言。
  • 2023年9月:Linux Foundationの傘下プロジェクトとして正式に発足。プロジェクト名を「OpenTofu」に決定。
  • 2024年1月:OpenTofu v1.6.0(最初の安定版)をリリース。Terraformとの互換性を維持しつつ、独自機能の追加を開始。
  • 2024年3月:ステート暗号化機能を含むv1.7.0をリリース。Terraformとの差別化を推進。
  • 2024年:HashiCorpがOpenTofuに対してコード盗用の申し立てを行うが、OpenTofuコミュニティは否定。
  • 資本構成:
  • Linux Foundation傘下の非営利プロジェクト。特定企業の所有物ではなく、スポンサー企業からの資金拠出とコミュニティの貢献により運営。
  • 主要スポンサー: Spacelift、env0、Scalr等のIaCプラットフォーム企業がエンジニアリングリソースと資金を提供。
  • 国籍: 国際プロジェクト(Linux Foundation管轄、本部はアメリカ合衆国)
  • 役員情報:
  • Technical Steering Committee(TSC): コミュニティから選出された技術運営委員会が開発方針を決定。
  • 主要コントリビューター: Spacelift、env0、Scalr等の企業に所属するエンジニアが中心的な開発を担当。
  • Ohad Maislish(OpenTofuイニシアチブの初期推進者): env0のCEO。Terraformライセンス変更に対するフォーク運動を主導。
  • Marcin Wyszynski(Spacelift): OpenTofuの初期コアコントリビューターの一人。