FigJam
1. サービス概要
FigJamは、デザインプラットフォーム大手のFigma社が提供するオンラインホワイトボードツールである。チームがリアルタイムでアイデアを出し合い、整理し、共通認識を形成するための「ビジュアルコラボレーション」に特化している。
- 主な機能:
- 付箋、図形、コネクタ(矢印)を用いたブレインストーミング
- スタンプや感情表現(リアクション)、タイマー機能によるワークショップ支援
- マインドマップ、フローチャート、ガントチャートの作成
- ウィジェットやプラグインによる機能拡張
- Figmaのデザインファイルとのシームレスな連携
- ユーザー数: Figma全体の登録ユーザー数は数百万人に上り、FigJam単体でも多くの企業や教育機関に導入されている。
- 対応プラットフォーム: ブラウザ(Chrome, Safari, Firefox, Edge等)、デスクトップアプリ(macOS, Windows)、モバイルアプリ(iOS, Android / 閲覧・簡易編集用)、iPad版。
2. 使用している技術スタック
FigJamは、高度なリアルタイム描画とマルチユーザー編集を実現するために、以下の技術を採用している。
- プログラミング言語: C++(コアエンジン)、TypeScript(フロントエンド・ロジック)
- レンダリング: WebAssembly (Wasm) を活用し、C++で書かれた描画エンジンをブラウザ上で高速動作させている。グラフィックス描画にはWebGLを使用。
- フレームワーク/ライブラリ: React(UI部分)、マルチレイヤーの独自キャンバスアーキテクチャ。
- バックエンド/リアルタイム同期: Go、Rust(一部の高性能サービス)、WebSocketによる低遅延な双方向通信。
- インフラ: AWS (Amazon Web Services)
3. 会社概要
- 運営会社名: Figma, Inc.
- 設立年: 2012年(Dylan FieldとEvan Wallaceによって設立)
- 本社所在地: 760 Market Street, San Francisco, CA 94102, USA(アメリカ合衆国 カリフォルニア州 サンフランシスコ)
- 従業員数: 約1,300人以上(2024年時点の推計)
4. 沿革、資本構成、国籍、役員情報
- 沿革:
- 2012年:創業。
- 2016年:メイン製品である「Figma」を正式リリース。
- 2021年:ホワイトボードツール「FigJam」をリリース。
- 2022年:Adobeによる200億ドルでの買収合意が発表されたが、2023年末に規制当局の承認が得られず買収断念を発表。
- 資本構成: 非上場(ユニコーン企業)。主な出資者には、Greylock Partners、Kleiner Perkins、Sequoia Capital、Andreessen Horowitzなどの有力VCが含まれる。
- 国籍: アメリカ合衆国
- 役員情報:
- Dylan Field (CEO / 共同創業者): 米国籍。ブラウン大学中退。Thiel FellowshipのフェローとしてFigmaを起業。
- Evan Wallace (元CTO / 共同創業者): 米国籍。ブラウン大学卒業。Figmaのブラウザ上での高速描画技術の基礎を構築。
- Kris Rasmussen (CTO): 技術部門を統括。
- Praveer Kochhar (VP of Engineering): エンジニアリング組織を指揮。
