FalkorDB
公式サイト1. サービス概要
FalkorDBは、AI及びGraphRAGワークロードに最適化された高性能グラフデータベースである。元々はRedis Labs(現Redis Ltd.)のモジュールとして開発された「RedisGraph」をベースとしており、Redis社がRedisGraphモジュールのサポートを終了した後、オープンソースプロジェクトとしてフォーク・独立した。線形代数に基づくGraphBLAS(グラフ基本線形代数サブプログラム)エンジンを採用しており、グラフのトラバーサルやパターンマッチングを行列演算として高速に処理できる点が最大の特徴である。超低レイテンシでのクエリ応答を実現し、リアルタイムのAIアプリケーションやGraphRAGパイプラインにおけるナレッジグラフバックエンドとして注目を集めている。Cypherクエリ言語をサポートし、LangChainやLlamaIndexとの統合も提供している。
2. 使用している技術スタック
- データベースエンジン: GraphBLAS(線形代数ベースのグラフ処理エンジン)
- ベースシステム: Redis互換のインメモリストレージ
- クエリ言語: Cypher(openCypher互換)
- 開発言語: C、Rust
- クライアントライブラリ: Python、Node.js、Java、Go
- AI/ML連携: LangChain、LlamaIndex統合、ベクトル検索対応
- ライセンス: Server Side Public License(SSPL)/ 一部Apache 2.0
- デプロイ: Docker、Kubernetes、クラウドマネージドサービス(FalkorDB Cloud)
3. 会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | FalkorDB Ltd. |
| 設立年 | 2023年(RedisGraphからのフォークとして独立) |
| 本社所在地 | イスラエル |
| 業種 | グラフデータベース/AI インフラストラクチャ |
| 創業者 | Roi Lipman |
| 前身 | RedisGraph(Redis Labsモジュール) |
| ウェブサイト | https://www.falkordb.com |
4. 沿革、資本構成、国籍、役員情報
沿革
- 2017年頃: Roi LipmanがRedis LabsにてRedisGraphモジュールの開発を開始
- 2018年: RedisGraph 1.0をRedis Moduleとしてリリース、GraphBLASエンジンを採用
- 2019年-2022年: RedisGraphとして機能拡充、Cypher対応の強化
- 2023年: Redis社がRedisGraphモジュールのサポート終了を発表。Roi Lipmanらがプロジェクトをフォークし「FalkorDB」として独立
- 2023年後半: FalkorDB Cloudの提供を開始
- 2024年: AI/GraphRAG向け機能を強化、ベクトル検索機能を追加、LLM統合を拡充
資本構成
FalkorDBはRedisGraphからの独立後、独自の資金調達を進めている。初期段階ではシード資金を獲得し、グラフデータベース×AI分野での成長を目指している。詳細な調達額は非公開の部分が多い。
国籍
イスラエル発祥・本拠。RedisGraphの開発もイスラエルのRedis Labs R&Dチームが中心であった。
役員情報
| 役職 | 氏名 |
|---|---|
| 創業者 / CEO | Roi Lipman |
Roi Lipmanは元Redis Labs所属のエンジニアであり、RedisGraphの主要開発者として知られている。GraphBLASを活用したグラフデータベースエンジンの設計を主導した。
