Span
公式サイト1. サービス概要
Spanは、家庭用スマート分電盤を開発・提供する企業である。従来の分電盤を次世代のインテリジェントな電力管理ハブに置き換えることで、家庭内のエネルギーを回路単位で可視化・制御することを可能にする。
Span Smart Panelは、太陽光発電、家庭用蓄電池、EV充電器、HVACシステムなどを分電盤レベルで統合管理する。各回路の電力消費をリアルタイムでモニタリングし、スマートフォンアプリから個別の回路をオン/オフ制御できる。停電時には蓄電池からの電力供給を優先回路に自動的に振り分けるストームガード機能も搭載している。
エネルギーの自家消費最適化、電力コスト削減、そしてレジリエンス(停電対策)を実現する製品として、特に太陽光発電やEVを導入する家庭で急速に採用が拡大している。
2. 使用している技術スタック
- ハードウェア: スマート分電盤(200A対応)。各回路に電流センサーとリレーを搭載
- 通信: Wi-Fi、Bluetooth、Cellular(LTEバックアップ)
- モバイルアプリ: iOS/Android対応のSpanアプリ。リアルタイム電力モニタリングと回路制御
- クラウド: AWS基盤のクラウドプラットフォーム。データ分析とリモートアクセス
- 統合: Tesla Powerwall、Enphase、SolarEdge、SunPower等の太陽光/蓄電システムと連携
- API: サードパーティ統合用のAPIを提供
- エネルギー管理: 独自のエネルギー最適化アルゴリズム。負荷分散と優先制御
3. 会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | Span.IO, Inc. |
| 設立年 | 2018年 |
| 本社所在地 | カリフォルニア州サンフランシスコ、アメリカ合衆国 |
| CEO | Arch Rao |
| 事業内容 | スマート分電盤の開発・販売、家庭用エネルギー管理 |
| 従業員数 | 約200〜300名 |
| 資金調達額 | 9,000万ドル以上 |
4. 沿革、資本構成、国籍、役員情報
沿革
- 2018年: Arch Rao(元Tesla Energy部門)によりサンフランシスコで設立
- 2019年: Span Smart Panelのプロトタイプ開発。初期の設置パートナーとの協業を開始
- 2020年: Span Smart Panelの商用出荷を開始。シリーズA資金調達を実施
- 2021年: シリーズBで大規模な資金調達を完了。全米への販売ネットワークを拡大。Tesla Powerwallとの統合を強化
- 2022年: Span Drive(EV充電器)を発表。累計設置数が急速に拡大。シリーズCを実施し累計調達額が9,000万ドルを超える
- 2023年: 住宅用エネルギー管理のプラットフォームとしての地位を確立。電力会社との連携プログラムを展開
資本構成
- シード〜シリーズCにわたる複数ラウンドの資金調達を実施
- 累計調達額は9,000万ドル以上
- 主要投資家にはAES Corporation、Fifth Wall、Wellington Managementなどが含まれる
- Arch RaoのTesla出身というバックグラウンドがエネルギー業界からの信頼を獲得
国籍
アメリカ合衆国(カリフォルニア州サンフランシスコ)
役員情報
| 役職 | 氏名 | 備考 |
|---|---|---|
| CEO / Founder | Arch Rao | 元Tesla Energy部門。エネルギー管理の専門家 |
