Sky Labs
公式サイト1. サービス概要
Sky Labs(スカイラブス)は、韓国を拠点とするデジタルヘルスケア企業であり、指輪型(スマートリング)の医療機器およびヘルスケアプラットフォームを提供しています。
- 主なサービス・機能:
- CART BP / CART BP pro: 光学センサー(PPG:光電脈波)を用いた指輪型の血圧計です。従来のカフ(腕帯)式とは異なり、指に装着するだけで24時間連続して血圧を測定できます。
- CART ON: 病棟向けの血圧モニタリングソリューション。入院患者のデータを自動で収集し、ナースステーションのダッシュボードや電子カルテ(EMR)と連携します。
- CART(Cardio Tracker): 2020年に開発された初期モデルで、心房細動などの不整脈のモニタリングに特化しています。
- モバイルアプリ: 測定された血圧や心拍の変動を「血圧カレンダー」として可視化し、グラフやレポートで管理できる機能を提供しています。
- ユーザー数: 具体的な累計ユーザー数は非公開ですが、韓国国内の主要病院(ソウル大学病院、アサン医療センター等)に導入されており、一般消費者向け販売も開始されています。
- 対応プラットフォーム: iOS、Android(専用モバイルアプリを通じて連携)。
2. 使用している技術スタック
公開情報およびプレスリリースに基づくと、以下の技術が活用されています。
- ハードウェア技術:
- PPG(光電脈波)センサー: 血管内の血流を光学的に計測する技術。
- 加速度センサー: 身体活動量や睡眠状態の把握に使用。
- AI・アルゴリズム:
- ディープラーニング・アルゴリズム: 膨大な脈波データから血圧値を推定する独自のAI技術。約32万サンプルの動脈圧データを用いた学習により、医療機器レベルの精度(±5mmHg以内)を実現しています。
- クラウド・通信:
- Bluetooth Low Energy (BLE): リングとスマートフォンの低消費電力通信。
- クラウドプラットフォーム: 収集されたデータをクラウドサーバーへ送信し、パーソナライズされた解析レポートを生成するシステム。
- システム連携:
- 病院情報システム(HIS/EMR): 病棟用「CART ON」において病院の基幹システムと連携するAPI/インターフェース。
3. 会社概要
- 運営会社名: Sky Labs Inc.(株式会社スカイラブス / 주식회사 스카이랩스)
- 設立年: 2015年9月7日
- 本社所在地: 702/703, See's Tower, 58 Pangyo-ro 255beon-gil, Bundang-gu, Seongnam-si, Gyeonggi-do, 13486, South Korea(韓国 京畿道 城南市 板橋)
- 従業員数: 約92名(2025年時点の推計)
4. 沿革、資本構成、国籍、役員情報
- 沿革:
- 2015年:韓国にて設立。
- 2017年:欧州最大のスタートアップイベント「South Summit」で優勝。
- 2020年:心房細動監視用のスマートリング「CART」をリリース。
- 2023年:韓国食品医薬品安全処(MFDS)より「CART BP」の医療機器承認を取得。
- 2024年:韓国にて保険償還の対象として認定(スマートリング型血圧計として世界初)。
- 2026年2月:日本の大塚製薬と「CART BP pro」の日本国内における独占販売契約を締結。
- 資本構成:
- 累計調達額は約8,870万ドル(約130億円以上)。
- 主な株主・投資家:Korea Development Bank(韓国産業銀行)、オムロンベンチャーズ、大信証券、KB Investment、LB Investment、K2 Investment Partners、Devsisters Ventures など。
- 国籍: 韓国
- 役員情報:
- Jack Byunghwan Lee (이병환): 創業者兼CEO。国籍:韓国。サムスン電子のエンジニア出身で、ウェアラブルデバイス開発の経験を持つ。
- その他の取締役・役員:詳細は非公開ですが、経営陣には医療およびIT分野の専門家が名を連ねています。
