Sightful
公式サイト1. サービス概要
Sightful は、ARスマートグラスとノートPC本体を統合した「Spacetop」を開発・販売する企業です。物理的なディスプレイを持たないラップトップ本体と専用ARグラスを組み合わせることで、目の前に最大100インチの仮想スクリーンを投影し、没入感のあるワークスペースを提供します。
- 主な機能:
- 100インチ仮想スクリーン: ARグラスを通じて、目の前に大画面の仮想ディスプレイを表示。複数のウィンドウを空間上に自由に配置可能。
- 完全なPC体験: Android(カスタム)ベースのOSにより、ブラウジング、ビデオ会議、ドキュメント編集などの一般的なPC作業が可能。
- プライバシー: 画面は装着者のみに見えるため、公共の場でも機密情報を安全に閲覧可能。
- ポータビリティ: ノートPC本体(キーボード+トラックパッド)は軽量コンパクトで携帯性に優れる。
- マルチウィンドウ: 空間上に複数のアプリウィンドウを同時に表示し、マルチタスクが可能。
- 対応OS: カスタムAndroidベースOS(Spacetop OS)。
- 価格帯: Spacetop G1 は約1,900ドル(2024年時点)。
2. 使用している技術スタック
公開情報、製品仕様、および採用情報から、以下の技術要素が確認されています。
- ハードウェア:
- プロセッサ: Qualcomm Snapdragon(ARプラットフォーム向け)。
- ARグラス: 専用設計のARグラス(ステレオ表示対応)。Sony製マイクロOLEDディスプレイ搭載。
- 視野角: 約100度の仮想スクリーン表示。
- 本体: キーボード・トラックパッド一体型のベースユニット。USBタイプCでグラスと接続。
- バッテリー: 約8時間の連続使用が可能。
- ソフトウェア:
- OS: Spacetop OS(カスタムAndroidベース)。
- レンダリング: 独自の空間レンダリングエンジン。
- 言語: Java/Kotlin (Android)、C++ (グラフィックス/レンダリング)。
- UI: 空間UIフレームワーク(独自開発)。
- 光学系:
- シースルー型ARディスプレイ。
- 度付きレンズへの対応可能。
3. 会社概要
- 運営会社名: Sightful Ltd.(イスラエル法人)
- 設立年: 2022年
- 本社所在地: イスラエル・テルアビブ
- 従業員数: 約80〜120名(2024年時点の推定)
- 旧称: 設立当初のステルスモード期間を経て「Sightful」としてブランドを公開。
4. 沿革、資本構成、国籍、役員情報
- 沿革:
- 2022年: イスラエル・テルアビブにて Tamir Berliner と Tomer Kahan により設立。「ノートPCの画面をARで置き換える」というコンセプトの開発に着手。
- 2023年5月: ステルスモードを脱し、「Spacetop」を正式発表。ARラップトップという新カテゴリを提唱。初期バージョンを限定販売。
- 2023年後半: 開発者・アーリーアダプター向けに出荷を開始。
- 2024年: Spacetop G1 を一般消費者向けに発売。Qualcomm Snapdragonプラットフォームへのアップグレードを実施。
- 2025年: ソフトウェアアップデートにより、マルチウィンドウ管理やアプリ互換性を大幅に向上。
- 資本構成:
- 累計調達額は6,100万ドル以上。
- 主要投資家: Maverick Ventures, Shenzhen Capital Group, LG Technology Ventures, Samsung Next, Qualcomm Ventures など。
- シードラウンドおよびシリーズAで資金調達を実施。
- 国籍: イスラエル(テルアビブ)発祥。
- 役員情報:
- Tamir Berliner (CEO / 共同創業者): イスラエル国籍。元Qualcommのエンジニアリング幹部。AR/VR分野で豊富な経験を持つ。
- Tomer Kahan (CTO / 共同創業者): イスラエル国籍。ディスプレイ技術およびコンピュータビジョンの専門家。
