1. サービス概要
MongoDB Atlasは、MongoDBの公式クラウドデータベースサービスであり、Atlas Vector Searchによりドキュメントデータベースにベクトル検索機能を統合している。既存のMongoDBドキュメントにベクトルフィールドを追加するだけで、セマンティック検索、RAG(Retrieval-Augmented Generation)、レコメンデーションなどのAIユースケースに対応できる。専用のベクトルデータベースを別途用意する必要がなく、運用データとベクトルデータを単一のプラットフォームで管理できる点が強みである。Atlas Search(全文検索)との組み合わせによるハイブリッド検索も可能である。
2. 使用している技術スタック
- データベースエンジン: MongoDB(ドキュメントデータベース)
- ベクトル検索: Atlas Vector Search($vectorSearchアグリゲーション)
- 全文検索: Atlas Search(Apache Luceneベース)
- インデックス: HNSW(ベクトルインデックス)
- クラウド: AWS、GCP、Azureのマルチクラウド対応
- API: MongoDB Query API、ドライバー(Python、Node.js、Java、Go、C#等)
- 統合: LangChain、LlamaIndex等のAIフレームワークとの統合
- その他: Atlas App Services、Atlas Data Federation、Charts
3. 会社概要
| 項目 |
内容 |
| 会社名 |
MongoDB, Inc. |
| 設立年 |
2007年 |
| 本社所在地 |
ニューヨーク、米国 |
| 上場市場 |
NASDAQ: MDB |
| 業種 |
データベースプラットフォーム |
| 従業員数 |
約5,000名以上 |
| 年間売上高 |
約18億ドル(FY2024) |
4. 沿革、資本構成、国籍、役員情報
沿革
- 2007年: Dwight Merriman、Eliot Horowitz、Kevin Ryanにより10gen, Inc.として設立
- 2009年: MongoDBをオープンソースとして公開。ドキュメントデータベースの先駆けとなる
- 2013年: 社名をMongoDB, Inc.に変更
- 2016年: MongoDB Atlasをローンチ。フルマネージドクラウドサービスの提供を開始
- 2017年: NASDAQ上場(ティッカー: MDB)
- 2021年: Atlas Search(全文検索)の強化。時系列コレクション機能を追加
- 2023年: Atlas Vector Searchを発表。AI/LLMワークロード対応を本格化
- 2024年: Atlas Vector Searchの一般提供。RAG、セマンティック検索などAIユースケースの拡大を推進
資本構成
- NASDAQ上場企業(ティッカー: MDB)
- 機関投資家が主要株主
国籍
役員情報
| 役職 |
氏名 |
経歴 |
| CEO |
Dev Ittycheria |
2014年よりCEOに就任。BladeLogic(BMC Softwareが買収)の元CEO。エンタープライズソフトウェア分野のベテラン経営者 |
| CTO・共同創業者 |
Mark Porter |
元Amazon Web Services VP of Engineering |
| 共同創業者・取締役会長 |
Dwight Merriman |
DoubleClick(Googleが買収)の共同創業者兼CTO |