Dagger
公式サイト1. サービス概要
Dagger(ダガー)は、プログラマブルなCI/CDエンジンです。CI/CDパイプラインを任意のプログラミング言語(Go、Python、TypeScript等)でコードとして定義し、ローカル環境でもCIサービス上でも同一のパイプラインを実行できることが最大の特徴です。
- 主な機能:
- パイプラインをコードで定義: Go、Python、TypeScript等の汎用言語でCI/CDパイプラインを記述。YAML設定ファイルの複雑さから解放。
- ポータブル実行: ローカルマシン、GitHub Actions、GitLab CI、CircleCI等、あらゆる環境で同一パイプラインを実行可能。「Works on my machine」問題を解消。
- コンテナベース: 各ステップがコンテナ内で実行されるため、環境の再現性が高い。BuildKitをベースにした高速ビルド。
- キャッシング: 自動的なレイヤーキャッシングにより、パイプラインの再実行を高速化。
- Dagger Functions: 再利用可能なモジュールとしてパイプラインの部品を共有・公開可能。Daggerverseというモジュールレジストリを提供。
- インタラクティブデバッグ: パイプラインをローカルで実行し、ブレークポイントを設定してデバッグ可能。
- ユーザー数:
- GitHubスター数は11,000超。多くのオープンソースプロジェクトや企業で採用。
- 対応プラットフォーム:
- Linux、macOS、Windows。Docker環境が必要。
2. 使用している技術スタック
- 開発言語: Go (Golang) - Daggerエンジン本体。
- アーキテクチャ:
- Dagger Engine: BuildKit上に構築されたコンテナ実行エンジン。GraphQL APIを介してSDKと通信。
- SDK: Go、Python、TypeScript、Elixir等の各言語向けSDKが提供され、ユーザーはこれらを使ってパイプラインを記述。
- GraphQL API: エンジンとSDK間の通信プロトコル。型安全なインターフェースを実現。
- Daggerverse: コミュニティが作成したモジュールを共有・発見するためのレジストリプラットフォーム。
- CUE言語: 初期バージョンではCUEを使用していたが、v0.9以降は汎用言語SDKに移行。
3. 会社概要
- 運営会社名: Dagger, Inc.
- 設立年: 2022年
- 本社所在地: アメリカ合衆国 カリフォルニア州 サンフランシスコ
- 従業員数: 約30〜50名(推定)
4. 沿革、資本構成、国籍、役員情報
- 沿革:
- 2022年:Solomon Hykes氏がDagger, Inc.を設立。Dockerの創設者として知られる同氏が、CI/CDの新しいアプローチを提唱。
- 2022年3月:Dagger v0.2をオープンソースとして公開。CUE言語ベースのパイプライン定義。
- 2023年:汎用プログラミング言語(Go、Python、TypeScript)でパイプラインを定義するSDKモデルへ移行。
- 2023年10月:シリーズAで2,000万ドルを調達。
- 2024年:Dagger Functionsとモジュールシステムを導入。Daggerverseを公開。コミュニティエコシステムの拡大を推進。
- 資本構成:
- ベンチャーキャピタルによる出資を受ける非上場企業。
- 主な投資家: Redpoint Ventures、Y Combinator、Frontline Ventures等。累計調達額は4,000万ドル超。
- 国籍: アメリカ合衆国
- 役員情報:
- Solomon Hykes(共同創業者・CEO): Docker(旧dotCloud)の創業者。コンテナ技術の普及に大きく貢献した人物。2018年にDockerを退社後、Daggerを設立。
- Andrea Luzzardi(共同創業者・CTO): 元Docker社エンジニア。Docker SwarmやDocker Composeの開発に携わった。
- Sam Alba(共同創業者): 元Docker社VP of Engineering。Dockerのエンジニアリング部門を統括した経験を持つ。
