Basis Theory
公式サイト1. サービス概要
Basis Theory(旧称Basis)は、機密データのトークナイゼーション(トークン化)およびコンプライアンスプラットフォームである。クレジットカード番号、社会保障番号、個人情報(PII)などの機密データを安全にトークン化し、企業がPCI DSS、SOC 2、GDPRなどの規制要件に準拠しながらデータを活用できるようにする。
同社のプラットフォームは、開発者ファーストのAPIベースアプローチを採用しており、数行のコードで機密データのトークン化・保管・利用が可能である。従来、PCI DSS準拠のインフラ構築には数ヶ月の開発期間と年間数十万ドルのコストを要していたが、Basis Theoryを利用することで、コンプライアンスの負担を大幅に軽減しつつ、データの柔軟な活用を実現できる。決済処理、フィンテック、ヘルスケア、eコマースなど幅広い業界で採用されている。
2. 使用している技術スタック
- トークナイゼーションエンジン: 独自開発の高性能トークナイゼーションエンジン。多様なデータ型に対応し、トークンフォーマットの柔軟なカスタマイズが可能
- 暗号化: AES-256暗号化、HSM(Hardware Security Module)を活用した鍵管理
- API: RESTful APIおよびSDK(JavaScript、Python、.NET、Go、iOS、Android対応)
- プロキシ: HTTPプロキシ機能により、サードパーティAPIとの通信時に機密データを自動的にトークン化/復号化
- Elements: PCI準拠のフロントエンドコンポーネント(iframeベース)でカード情報の安全な収集を実現
- Reactor: サーバーレスファンクションにより、トークン化されたデータに対する処理を安全に実行
- インフラ: AWS上に構築、SOC 2 Type II認証取得済み、PCI DSS Level 1認証取得済み
3. 会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | Basis Theory, Inc. |
| 設立年 | 2020年 |
| 本社所在地 | 米国ワシントン州シアトル |
| 業種 | データセキュリティ/トークナイゼーション/コンプライアンス |
| 主要顧客 | フィンテック企業、決済処理会社、eコマース企業、ヘルスケア企業 |
| 従業員数 | 約50〜80名(2024年時点推定) |
| ウェブサイト | https://basistheory.com |
4. 沿革、資本構成、国籍、役員情報
沿革
- 2020年: Colin Luceらによりシアトルにて設立。PCI DSS準拠のデータトークナイゼーションプラットフォームとして創業
- 2021年: シードラウンドを完了し、プロダクトの正式版をリリース。開発者向けAPIおよびSDKの提供を開始
- 2022年: シリーズAを完了。対応データ型およびインテグレーションを拡大。PCI DSS Level 1認証を取得
- 2023年: Reactor(サーバーレスファンクション)やProxy機能などの上位機能を追加。フィンテック・決済業界での採用が加速
- 2024年: エンタープライズ向け機能の強化、新たなコンプライアンスフレームワークへの対応を拡大
資本構成
- 資金調達: シード、シリーズAを含む複数ラウンドの資金調達を実施
- 主要投資家: 米国のベンチャーキャピタル(具体的な投資家は一部非公開)
- PCI DSS認証: Level 1 Service Providerとしての認証を取得しており、セキュリティインフラへの継続的な投資を実施
国籍
- 米国(デラウェア州法人)
役員情報
| 役職 | 氏名 | 経歴 |
|---|---|---|
| CEO・共同創業者 | Colin Luce | 決済・フィンテック業界での豊富な経験を持つ。機密データ管理の課題に着目しBasis Theoryを創業 |
