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1. サービス概要

Anytypeは、ローカルファースト、エンドツーエンド暗号化、ピアツーピア同期を基盤としたナレッジマネジメントツールである。オープンソースのAnyプロトコル上に構築されており、ユーザーのデータ主権を最優先する設計思想を持つ。オブジェクト指向のデータモデルを採用し、ノート、タスク、ブックマーク、プロジェクトなどを「オブジェクト」として統一的に管理する。マークダウン対応のエディタ、リレーション(関連付け)、セット(動的ビュー)、グラフビューなどの機能を備え、Notionに似た柔軟性とObsidianのようなローカルファーストの性質を兼ね備えている。

2. 使用している技術スタック

  • プロトコル: Any(オープンソースの分散型プロトコル)
  • 同期: IPFS / libp2p ベースのピアツーピア同期
  • 暗号化: エンドツーエンド暗号化
  • バックエンド: Go(Anytypeミドルウェア)
  • フロントエンド: React(デスクトップ)、Electron
  • モバイル: Swift(iOS)、Kotlin(Android)
  • データストレージ: ローカルファースト(デバイス上に暗号化されたデータを保存)
  • 対応プラットフォーム: macOS、Windows、Linux、iOS、Android

3. 会社概要

  • 会社名: Any Association(非営利団体)/ Anytype GmbH
  • 所在地: スイス(Any Association)/ ドイツ・ベルリン(開発拠点)
  • 設立: 2019年
  • CEO: Zhanna Sharipova
  • 従業員数: 約20〜40名
  • 収益モデル: 現在は無料で提供。将来的にプレミアム機能(追加ストレージ、マルチプレイヤーなど)で収益化を計画
  • オープンソース: Anyプロトコルはオープンソース

4. 沿革、資本構成、国籍、役員情報

沿革

  • 2019年: ベルリンでAnytypeの開発を開始。分散型でプライバシーを重視したナレッジツールの構想を具体化
  • 2020年: クローズドアルファ版をリリース。初期テスターからフィードバックを収集
  • 2021年: クローズドベータを実施。コミュニティを段階的に拡大。Any Associationをスイスに設立
  • 2022年: データモデルを「オブジェクト」ベースに再設計。セット機能やリレーション機能を追加
  • 2023年: オープンベータとしてパブリック公開。Anyプロトコルのオープンソース化を推進。マルチプレイヤー(共同編集)機能の開発を発表
  • 2024年: モバイルアプリの改善、エクスペリエンスギャラリー(テンプレート共有)の導入、マルチスペース機能を追加

資本構成

  • Any Association(スイスの非営利団体)がプロトコルのガバナンスを担当
  • Anytype GmbH(ドイツ法人)が開発・運営を担当
  • ベンチャーキャピタルからの資金調達を実施(詳細な金額は非公開)
  • 分散型プロトコルのトークンエコノミーも検討中

国籍

  • スイス法人(Any Association)/ ドイツ法人(Anytype GmbH)

役員情報

  • Zhanna Sharipova — CEO。プロダクト戦略と組織運営を統括。分散型テクノロジーとデータプライバシーの推進者
  • Anton Akentiev — 技術創業メンバー。Anyプロトコルの開発に深く関わる